第8話 お題:最高の目覚め

【KAC7】最高の目覚め


 編集部より

 ***

 条件は目覚めのシーンにカタルシスがあること。

 いわゆる“夢落ち” のテーマですが、物語を収束させるための手法である夢落ちではなく、最高の目覚めのために展開する物語を書いてください。ジャンル不問。悲劇や恐怖体験の投稿を阻むものではありません。

 あなたが考える最高の目覚めストーリーは愛の物語ですか?それとも壮絶恐怖体験ですか?

 ***



 先に謝る事が。


 お題が出て締め切りになる日付と、私の記憶の中にある日付が一致いていません。

 明らかに記憶の改ざんがあるようなんですが、意図してではなく、マジで日付と曜日と時間感覚を無くしていたので、記憶が曖昧な部分が多々あり……明確に思い出せない部分もありまして。

 すんません。

 そこんところ、ご了承下さい…



『夢落ちテーマ』と最初にあるが、私はここに疑問を持った。

 別に、目覚めるのに寝て夢見てる必要なくないか?


 なので、編集部がイメージしているのは、とある夢を見て、目覚めた時にカタルシスを感じる何かの話なんだろうなぁ、と。


 そう分析するが。


 オチが決められてしまうとイマイチ盛り上がれない人間、それが私。


 過去の自分の作品に出てきたキャラを目覚めさせるっていうものも考えたけれど。

 アレらは、あそこで終わるから良いのだ。多分。


 目覚め……目覚めかぁ……目覚めねぇ……

 自分が満足に寝れてないのに『最高の目覚め』ってどんな皮肉だ。

 そんなん、泥のように眠れて、誰にも起こされずスッキリ目覚められたら、それが『最高の目覚め』じゃオラァ!


 そう悩みつつ。

 あ。

 仕事なんですけどね。

 1本は間に合いました。

 1本は、デコを床にめり込ませてリスケをお願いした。

 締め切りは28日客先DVD納品。

 このお題が出た時は、まだ仕事は設計段階(※そもそも間に合ってない)

 なので、このお題は仕事と並行する事になった。(※常に並行なんだけどさ)


 さて。作品だ。

 夢オチにした方がいいのか。

 それとも……


 考えた時に、ふと気になった事があった。


『最高の目覚め』


 これ、『最高』と感じるのはそもそも誰だ?

 多分……主人公となるキャラだろう。

 他人が『最高の目覚めだー!』と言ってて、それを主人公が見てて読み手もカタルシスを感じるかってーと、違うんじゃないか?

 勿論そういうものもあるかもしんないけど……そんなん思いつかないし。


 それか、主人公が目覚めて欲しいと思っていた人が目覚めてくれたから、最高なのか。


 誰の視点でどんな物語を書くか。


 そこにとてつもなく悩んだ。

 しかも。

『目覚めで感じるカタルシスって何だ?』

 考える時間も少ないのに、そこに引っかかってしまって、ずーーーーーーっと、モヤモヤモヤモヤ考えていた。


 アカン、今回もダメだ。

 どうする?

 どうすりゃいい?

 どうするよオイ!!


 休みの日だから考える時間あっただろって?

 ふっ。

 仕事してたわ!

 27日の午前中にDVD発送しなきゃいけないプログラムが、まだ影も形もない状態だったからな!!

 間に合うようにしないと、会社の信用問題だからさっ!!

 私が悪いんだけどねっ!!!


 どうして今回のネタを書こうと思ったのか。

 契機がまっったく思い出せないんだけど。


『目覚めた瞬間を最後に持ってくる必要なくね?』


 と、ふと思った。

 そして。

 目覚めといえば──


 と、言う事で書いたのがコレ。



 イプシロン

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054888959236


 鏑木博士と、彼が作った女性型オートマトン(アンドロイド)とのお話。


 イプシロンが起動したところから、ストーリーが始まります。



 コレ。イプシロンの一人称で語られてます。

 最初は地の文が殆どありません。

 初期は彼女(イプシロン)が思考しながら動いてるわけじゃない為です。


 そこから、少しずつ地の文が増えていき、表現も「言った」とかではなく「呟く」「吐き捨てる」といった感情を伴った表現をするようになっていきます。


 物語開始でいきなり『目覚めた』イプシロン。

 どうお題を回収するかは、見てのお楽しみ!!(CMです)


 私はオートマトン(アンドロイド)やAIについてはこだわりが強く、書くのも読むのも難しくて……自分を納得させるのが大変でした。

 ※この部分、KAC10への布石です。



 投稿後、少し時間が経ってから見返したら。

 まぁ誤字脱字が多くて衝撃を受けたね。

 書き直したら規定外になりそうだったんで、そのままにしてあったよ。

 読みにくかった人たち……ごめんなさい。




 さて。


 書き終わったら、他の方の作品を楽しむ時間です。

 他の人の『最高の目覚め』ってなんじゃ?!

 勇んでいろんな人の話を読みに行きました。

 そして、見つけた作品はコレじゃ!



 オレと主任とある目覚め

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054888965350

 奈月沙耶

 https://kakuyomu.jp/users/chibi915


 恋愛ものとか、ラブコメとか。

 そういうの苦手ジャンルなんだけれど。

 これは読めた!

 そして、主任の可愛さに心鷲掴みにされた!!

 惚れるってこんな人いたら……

 いないけど。

 居て欲しい。

 私の上司になって欲しい!!!


 ……ごほん。失礼しました。



 続いてはコレ。



 我を食らう獣

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054888938540

 @hiro1969

 https://kakuyomu.jp/users/hiro1969


 ダークファンタジー!!

 人を喰う事で願いを叶えてくれる魔獣と、自分の身体を提供して世界を救う勇者。

 その2人が行き着く場所は──


 という、言ってしまえば重苦しいファンタジーです。重苦しいというか、息苦しいというか。

 最近の流行りとは全く逆の、『救いは……あるのかな……』っていうハイファンタジーです。

 でも好きなんです!

 なかなか出会える作品ではないと思うので、出会うと『見つけたっ……!』って気持ちになりますね。

 きっと、読んだ人はみんなそう思ってるのかも。

 面白かったです。



 さて。

 なんとか、KAC7も乗り切った。


 若干記憶が曖昧な部分もあるけれど。

 ……次回から、年度末最後の平日一週間突入です。


 え? 休日も仕事してるなら平日も一緒じゃないかって?

 何を言ってるのかな?

 平日には平日の業務があるじゃないですか?

 勿論それもしなきゃならないんだよ?


 ……最後の一週間は、一周回ってなんか若干楽しなってきていた気がします。


 今思い返すと……ヤバかったのかなぁ……

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