前作から読むともっと面白いです!!

 大切な人との別れから数年後、成長して作家になった葉流くんと教師になった舞花ちゃんにびっくりしました!

 夏帆ちゃんの葉流くんへの第一印象が、葉流くんの冬華さんへのものと少し似ていて、葉流くん自身、大人になってちょっと捻くれた部分が丸くなったというか、所々に冬華さんっぽさが顕れているように感じました。
 また、前作の葉流くんの視点から舞香ちゃん視点でのストーリー展開への変化で、あれから数年経った今でも未だに幼馴染に思いを伝えるのを躊躇ってしまう舞香ちゃんの繊細な一面を見られ、逆に夏帆ちゃんに出会って葉流くんはどんな思いで彼女と接しているのかと想像しながら読むのも面白いです。
 冬華さんにそっくりな夏帆ちゃんとの出会いから、2人はどんな思いを抱いて、どんな道を辿っていくのか、最新話の不吉な未来を予感させる描写からどんなストーリーが進んで行くのか、そして夏帆ちゃん自身の行く末もとても気になります!!身勝手ではありますが、ぜひ、続きを書いていただいきたいです、、!! 
 オーディオドラマの春にとけるから前作含めこの作品を知り、読ませて頂いています。葵依先生の作品が僕の原点にして頂点です。作品が出るたび、楽しんで読み、聴かせていただいておりますので、これからもがんばってください!!
 

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