応援コメント

第六話 日曜の礼拝(ラビエス、マール、パラの冒険記)」への応援コメント

  • 英語脳と日本語脳ですかあ。
    考えさせれましたね。
    両方同時に仕えるのが通訳者なのですよねぇ。
    私は両方を同時に使うのが苦手で、英語なら英語だけで会話したいタイプです。

    今のところ私のラビエスと同じで、バラへの印象は悪いです。

    作者からの返信

     ありま氷炎様、コメントありがとうございます。
     英語脳と日本語脳、ここは海外在住の方々(あるいは過去に海外在住経験のある方々)には反応していただけるポイントになるようですね。両方同時に使うのが苦手という気持ち、私もよくわかります。
     パラへの印象、はたして変わるのかどうか、少し楽しみです。

  • 英語脳についての記述が興味深かったです。
    私海外にしばらく住んでおり、ある時から子供の寝言が英語に。私はそこまでのレベルに到達できませんでした。
    ああ、でも帰国後しばらくはレジで思わず外国語話しそうになったり、場面場面での反射神経的英語脳はできていたのかしら?
    そういう経験がありますので、ラテン語のことですとか、今話で書かれた内容を興味深く読めます。

    視点の切り替えについては、気になりません。きちんとした文章で書かれているからだと思います。性格の書き分けもしてありますし、三人という人数も丁度いいのかなと。

    作者からの返信

     オレンジ11様、コメントありがとうございます。
     ああ、オレンジ11様も海外在住経験があるのですね! そうなると先ほどの海外云々のところの『リアル』というコメントにも、いっそう重みがあり、より嬉しく思いました。

     実は英語脳についての記述は、(投稿後しばらくして)読み直す度に「あまり上手い書き方ではないなあ」と感じて「いっそのこと、ばっさりカットした方が良いのかな?」と思うほどでした。
     ところがある時、(応援コメントとは違う形でしたが)「英語脳で異世界言語翻訳を説明しているのは感心した」という感想をいただく機会がありました。そこで初めて「削除しなくて良かった」と思った次第です。ただ、それでも「でも一人だけの意見だから……」と少し半信半疑でしたが、今回興味深いと言っていただけたおかげで、やはりここは必要な部分だと思えました(少し表現を手直しする必要はあるかもしれませんが)。ありがとうございます!
     また、作品云々とは別に、いただいたコメントを読んで「ああ、やはり海外で暮らしたことのある皆様は、似たような経験しておられるのだな」と思えたので、なんだか興味深いエッセイを読んでいるような気分になれました。一粒で二度美味しい、という感じの応援コメントでした。

    編集済
  • まずは自主企画にご参加いただき、ありがとうございました。

    早速ですが、率直な感想を書かせていただきます。

    全体的な感想としましては、文章が安定しているなと思いました。気になるようなところも少なく、読みやすかったです。作者様自身の知識と組み合わせて、ストーリーも練られているんだろうな、という印象です。

    気になる点としましては、私個人の好みの問題も大きく関わってきますが、視点の切り替えが多すぎて、テンポが悪い、その上、お話全体が説明的で、中々ストーリーが進まない、読むのは楽ですが、かなりやきもきしました。

    三人称であれば多分そこまで気にならないのですが、一人称で視点の切り替えが多いと、物語への没入感が薄れるので、あまり好きではなかったです。一人称で視点の切り替えがあるからだめというわけではなくて、切り替え方が好みではないということです。
    視点の切り替えが細かく入る事で、キャラの心情などがすぐに詳しくわかるのはいいのですが、もう少し読者側にも考察する余地が欲しいです。

    例えば、推理ドラマなどでも、主人公が重大な証拠を見つけて「なるほど、トリックが分かったぞ」と言ったならば、見ている側としては、的外れだとしても、こうじゃないか、ああじゃないかと少なからず想像しますよね。でもこの作品にはそういう間が少ないので、置いてきぼりになった感じがします。Q「このキャラがこんな事を言いました。あなたはその時どう思いましたか?」A「私は、こうです」A「僕はこう感じた」というような、まるでインタビューを見ている感じです。

    前世の記憶の扱いについて、乗っ取りか融合か。どちらも憑依してきた側に主導権があるということは、つまり乗っ取りであれ、融合であれ、憑依された側の意志はないのですから、現状はどちらも一人の人物の人生を犠牲にしていますし、その辺りを二人はどう消化していくのでしょう。転生者によって少しずつ違うというのは面白い設定ですね。

    以上です。
    好き勝手言ってしまってすみません。もし、不愉快であれば、削除をお願いします。

    作者からの返信

     夜野様、コメントありがとうございます。
     自分でも薄々気付きながら、なかなか直せていないポイント……。それらを読者目線から改めて指摘していただいた、という感じです(特に、以下の二点です)。

     まず、語り手の切り替えに関しては「小説家になろう」で初めて感想をいただいた時から指摘されていた点でした。特に当時は「この部分は〇〇の語りです」みたいに明示するのを私が嫌がっていたため、今以上に分かりにくかったようです。現在のように「俺(私)――〇〇――」と語り手の名前を加えたのは、その指摘を受けての改修でした。
     ただし「すれ違いや勘違いを表現するためには、一人称で切り替えるのも仕方ない」とも言われたのですが……。
     その後、三人称で群像劇っぽい長編を書いている時に、ふと気付きました。たとえ三人称であっても、ブロックごとに視点(主体)は誰か一人に固定して、そのブロックの組み合わせになってくる。ある意味これって一人称の視点切り替えと同じなので、それぞれの心情・誤解などはきちんと記述できるのですね。「これだったら『ウイルスって何ですか?」も三人称で書くべきだったのかな?」と思ったものです。
     今回『三人称であれば多分そこまで気にならないのですが』という意見を拝見して、改めてそれを感じました。ただ、三人称で書き直すとしても、それぞれの心情説明は現在と同じようにするつもりだったので『キャラの心情などがすぐに詳しくわかるのはいいのですが、もう少し読者側にも考察する余地が欲しい』というのは、新鮮な見方でした。

     続いて『お話全体が説明的で、中々ストーリーが進まない』という点。これは完全に私の悪癖で、自分でも何とかしたいと思いつつ、どう直して良いか、わからない部分です。
     自分の書いている長編が総じて「途中まではボコボコと伏線を積み重ねて、終盤で一気に回収」という形式になっているような気がして……。この辺りは、自分の読書・執筆の原点が推理小説(謎解き重視の本格派)であることにも関連していると思うのですが(異世界ファンタジーを書くようになった今でも推理小説のフォーマットで書いている気がするのですが)、世の中には『推理小説』でも序盤から魅せる作品はあるのですから、これは言い訳に過ぎないのだろうな、とも思います。
     この作品の後に書き始めた別シリーズでは、なるべく「冒頭で派手な事件を起こす。問題提示とか、印象的なファーストバトルとか」というのを試みているのですが、それでも中弛みするとみえて「終盤から面白くなる」「後半ブースト」などの感想をいただくので、やはり私の構成力には問題があるようです。新しくゼロから書き始める作品でもそんな感じでは、この『ウイルスって何ですか?」を書き直せるのは、まだまだ先のことになりそうです。

     最後に、これは『自分でも薄々気付きながら、なかなか直せていないポイント』とは別件ですが。
     憑依について『現状はどちらも一人の人物の人生を犠牲にしていますし』というのは、なかなか痛いところを突かれた気分でした。これに関しては、結局問題提起だけで、この作品内では回収しきれなかったので、今書いている続編の中で、いずれ何とかしたいと思いました。

     以上、返信も長くなってしまいましたが、有意義な意見をくださり、本当にありがとうございました。

  • あ、それぞれ思い出すときの感じ方が違うんですね。これはなかなか面白いです。

    作者からの返信

     @a_bird_in_cage様、コメントありがとうございます。
    「同じ転生者でも違う人間である以上、価値観など色々と違うはず」というのを描く上で、特に「転生システムに関連する部分でも、二人の捉え方は違う」というのは、私としては書いていて楽しい場面でした。
     でも三人称ではなく一人称のスタイルで進めている以上、読者の方々に「語り手キャラの認識 = 作者の認識」と思われる可能性もありますし、そうなると「この作品における転生システム(思い出すときの感じ方)は、いったいどっちが正解なの?」と読者を混乱させるかもしれない……。そんな心配もあったので『これはなかなか面白いです』というお言葉、とても嬉しいです!
     特に、異世界ファンタジーを数多く読んでおられる読み専らしき方からのコメントということもあって、いっそう嬉しかったです(誤解かもしれませんが、ユーザーページにおける執筆小説がゼロなこと、レビューを書いた小説の約半分が異世界ファンタジーであることから、そのように思ってしまいました)。

  • 今回も楽しく読ませていただきました!
    主観が入れ替わる構成、いいですね!
    お互いが何を考えているか図りながら進んでゆく。
    ちょっと他には見当たらない、
    カジノ映画のような探りあいの緊迫感が面白いです。
    パラちゃんとラビエスの腹の探りあいに、
    素直なマールが絡んでくるのが、にくい!
    あ、今回も料理うまそうでした。

    作者からの返信

     wazzwallasis様、コメントありがとうございます。
     同じ転生者でも違う人間である以上、転生とか異世界とかに対する態度や価値観は違うはず……という点を強調したかったのも、この作品の執筆理由の一つになっていました。特にこのあたりのラビエスとパラのやり取りには、そういう意識が強く反映されていると思います。ただ自分としては「書きたい」ことであっても、それを読者の方々が「面白い」と思っていただけるかは、話が別。だから今回『ちょっと他には見当たらない、カジノ映画のような探りあいの緊迫感が面白いです』とおっしゃってもらえて、とても嬉しいです!