第13話 【デリバリー彼女】

「うゥ…ン…😔💦💦💦」

 そうだ。おぼろながら昨夜の事を思い出した。

 僕は昨晩きのう、二十歳の誕生日で友人らがバースデーパーティを開催ひらいてくれたのだ。


 恥ずかしい事だが、この歳になるまで僕には彼女がいない。


 もちろん童貞チェリーボーイだ。二十歳の童貞…… いわゆる『ヤラハタ』だ。


 勇気を出して告白した矢吹 舞にも失恋フラれ、ヤケ酒をあおった。


 その時、悪友が勧めて来たのが、【デリバリー彼女】だ。

 初めは、恥ずかしいので遠慮していたのだが……

 その後、家に帰って来た記憶が全くない。

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