ラノベ作家、TSして異世界へ往く~脱テンプレ、ありがちでない物語を突き進め~

北条トキタ

キャラ紹介文&専門用語集

【登場人物紹介】


○タミヤ・サイトウ:

 元は日本に住んでいたしがない会社員だったが、異世界にTS転移してしまったアマチュア作家でもある本作の主人公。

 転移した異世界では彼が書き上げた長編大作小説「滅びゆく世界のキャタズノアール」の登場人物である「血染めの切り裂き魔ミコト」の容姿と戦闘力を手に入れており、人間と魔種ヴォルフベットとの戦いに巻き込まれてしまう。

 満月を見る、もしくは殺戮衝動が極限まで高まると、一切の痛みや疲れを感じない「血の酩酊に目覚めた獣」に変貌する。

 戸惑いつつも小説執筆のネタ集めに最適だと、現実世界では味わえなかった異世界での刺激的な戦いに、やがて心を弾ませていく。


年齢:二十二歳

身長:百七十二センチ

体重:五十八キロ

一人称:僕

所属:???

性格:負けん気が強く、負けず嫌いで、奔放

好きなこと:小説を書くなどの創作活動

愛用武器:村正

天の才器:???


*いずれも彼がTS異世界転移した後のデータである



○ウルリナ・アドラマリク:

 辺境伯の一人娘だが、帝都の士官学校を首席で卒業した才女。

 父と共に辺境領を守り抜くため、魔種ヴォルフベット達との圧倒的な戦力差を理解しつつも自ら先陣を切って戦いを挑んでいる。

 天の才器と呼ばれる固有能力を生来持ち合わせており、組織的に行動してこない魔種ヴォルフベット達をこれまで何とか退けてきた。

 だが、それもいつまでも続くものではないと、将来に危機感を抱いている。


年齢:十八歳

身長:百六十五センチ

体重:五十五キロ

一人称:私

所属:辺境伯のお抱え騎士団

性格:活発で決断力、大胆な行動によって周囲を引っ張るリーダー気質

好きなこと:魔種ヴォルフベットの戦闘力、行動習性などのデータ分析

愛用武器:フレイムタン

天の才器:設置結界



○ガナン・ヤズマッド:

 元々は帝都で将来の騎士団長候補と目されていたが、本人の意向で辺境領にやって来た身長二メートルを越す筋骨隆々とした巨漢。

 現在は辺境伯に仕えており、ウルリナと共に魔種ヴォルフベット達との戦いに身を投じている。見た目に反して穏やかな性格で、命のやり取りをした相手にも敬意を払うことを忘れない。

 かつて皇帝主催の武闘大会で優勝した景品として与えられた国宝級の一品、雷神の槌を武器として振るい、左腕に装着した大盾には大砲を仕込んでいるが、最も得意とするのは徒手での格闘である。


年齢:三十六歳

身長:二百十センチ

体重:百八十六キロ

一人称:私

所属:辺境伯のお抱え騎士団

性格:礼節を重んじる

好きなこと:肉体鍛錬

愛用武器:雷神の槌、仕込み大砲

天の才器:なし



○ユンナ・レシリモール

 過去に起きたある出来事で心に大きな罪を背負い、許しを得るためにタミヤの元を訪れた白髪の小柄な少女。

 元は帝国の国教であるユーリティア教の神官をしていたと本人は語っているが、様々な知識や技術を有しており、その正体には謎が多い。

 小柄な体格とは反する膂力を持ち、戦闘においては主に徒手にて戦う。


年齢:???歳

身長:百六十センチ

体重:四十八キロ

一人称:私

所属:根無し草

性格:抜け目がない

好きなこと:魔導器作り

愛用武器:なし

天の才器:神の見えざる手



○クシエル・ツァドキエル:

 帝国の重鎮である六鬼将の一人。リーダーであるネルガルと共に、二年前に起こしたクーデターで帝国の実権を掌握した過去を持つ。

 知識欲が旺盛で、外見の若さに反してどこか達観した所がある謎に包まれた男。

 得た知識を魔導技術の追及に注ぎ込み、数多くの兵器を開発している鬼将の中でもとりわけ魔導兵器開発の役割を担う。

 通称は白皙のクシエルで、全身白ずくめの姿恰好をしている。


年齢:???

身長:180センチ

体重:58キロ

一人称:私

所属:ガスタティア帝国

性格:探求心旺盛な研究者肌

好きなこと:知識量を蓄える

愛用武器:???

天の才器:傀儡皇



【用語解説】


魔種ヴォルフベット


魔物タイプ:

 実在している動物にやや近い外見で、知性がなく凶暴。

 いずれの個体も影のように漆黒の体色をしており、すべての人間を等しく敵とみなし、群れを成して襲ってくる。

 このタイプの最大の強みは数であり、訓練を積んだ人間ならば一個体だけを倒すのなら比較的容易である。


魔獣タイプ:

 魔物タイプよりも二回りほど体格が大きく、体のどこかの部分が異常に肥大化している。その肉体密度や質量は劇的に増加しており、耐久力も魔物とは比較にならず、訓練した人間が小隊を組んで、何とか一体を倒せる脅威度である。


魔人タイプ:

 人間に近い外見をしているが、体のどこかしらが、悍ましい形をしている。

 他の生物と同化することで戦闘力を増すため、脅威度は上記二つのタイプとは比較にならない。また人語を理解し、話す個体もおり、魔物タイプや魔獣タイプを統制する司令塔的な役割を持つ。

 二年前に精鋭で知られる帝国正規軍に壊滅的な損害を与えたのは、このタイプであった。


不浄タイプ:

 噂の中で一人歩きしている、天災に匹敵する脅威度を誇ると予想される最高ランクの魔種ヴォルフベット

 今まで見たと言う確認例は数えるほどで、その詳細は謎に包まれているが、証言者はいずれも途轍もなく巨体だったと口を揃えて言っている。




○ガスタティア帝国:


 千年に渡り栄えてきたユーリティア大陸で最大の帝国。

 大きく中央領、北部領、東部領、西部領、南部領があり、中央領に政治、経済、文化の中心である帝都ギルダンがある。

 二年前、南方界外から国土に侵攻してきた魔種ヴォルフベット達と辺境領にて全面戦争となったが、圧倒的な戦力差により敗北してからは、辺境領と南部領の境目に巨大な呪の障壁を築き上げ、人々はそこから北の安全地帯で現実から逃避するかのように生活している。

 だが、実質的に帝国から見捨てられた辺境地方では辺境伯の指揮の元で、人類と魔種ヴォルフベット達との激しい戦いが今も繰り広げられている。



○帝国六鬼将:


 全員が天の才器者で構成される、帝国の最精鋭六人。

 帝都を守護する五つある正規騎士団を指揮する立場にいる。

 帝国が二年前の魔種ヴォルフベット達との戦いに敗戦して以降に台頭してきた新興勢力である。現在の帝国は彼らにより……。



○魔導騎士:


 魔導技術を得意とし、各騎士団に所属する一般騎士。



○天の才器:


 帝国人口の二パーセントの人間が持って生まれてくる固有能力で、人によってそれぞれ異なる。神や天から授かった資質とされ、天の才器が使える人間、才器者の多くは帝国の要職についている。



○魔導技術:


 天の才器とは異なり、技術や代償を払うことで使用可能になる術。

 発動には媒体が必要であるため利便性が悪く、強力な術ほど大量の媒体を用意する必要がある。また中には術者の命を削ることで行使可能になる術も存在する。



○呪の障壁:


 高位の神官達が命を懸けることで行使できる魔導術式陣。

 現在、魔種ヴォルフベット達の侵攻を食い止めている南部領と辺境領の境目にある呪の障壁は当時の神官長と十名の神官達が命と引き換えに作り上げたものである。



○ユーリティア教:


 大陸の名を冠する女神ユーリティアを唯一絶対の神とする宗教。

 すべての国民、信者は神の子であり、女神の使いである代々皇帝の教えを生涯かけて実践することが、その使命とされる。

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