第10話  遊びにでかけてみた前編

「ふあぁぁ...何時だ?まぁいいやゲームでもするか...」

することが決まったら速くする派なので、パンをくわえながら

テレビをつけてゲームをする準備をした。


ピンポーン!


「もう来たのか?」

そう言いながら時計を見ると12時を指していた。

「やばっ!もう、こんな時間だ!」


俺はそこら辺にあった服を着てドアを開けた。

「おはよう、晴人はると!今日も相変わらずのダサさだな!」


来て早々毒を吐いた奴は夜月よずきまこと俺の親友だ。

ていうか、酷くね?ダサいって...。

「おはよう。朝から挨拶がひどいな」

そう言ったが真は笑っているだけだった。



今、俺たちはゲームセンターにいる。

あのあと、軽いノリでゲームセンターに行くことになったのだ。

「何のゲームする?」

「それはあれだ!」

真の指の先にあるのはオフライン格闘ゲームだった。


「マジで?」

「そうだ!」

実は格闘ゲームも苦手なのだ。そして戦いが始まった。



「もう無理...。」

あれから1時間ぶっ通しでやったが1回も勝てなかった。

最後らへんなどはもう10秒ぐらいでKOされていた。

「まだやろうぜー!」


真はまだやる気らしい。しかしこっちにはやる気などもうなかったので別の案を出した。

「ファミレスに行かないか?腹が減って実は倒れそう...」

「そうかなら行こう!」

そう言いながらゲームセンターから出ると先輩達がいた。


「あら、晴人じゃない。」

夜見よみ先輩どうしてここに?」

「私もいますよー!」

声が聞こえた方を見ると琥珀こはく先輩がいた。

「あっ、琥珀先輩もいたんですね。なぜここに?」

「それはですね。服を買いに来たんですよ。あとそちらの方は?」

「コイツは友達です。自己紹介お願い」

そう言うと、真が一歩前に出てきた。

「俺の名前は、夜月真です。よろしくお願いします」

「私の名前は角野かくの夜見よみですわ。よろしく」

「私の名前は佐々木ささき琥珀こはくです。よろしくお願いします」

俺だけ疎外感、かなしい...。

「なら、自己紹介も終わったしどこか行きましょうか」

「えっ」

いきなり夜見先輩が変なことを言い始めた。

「なによ。なんか文句でもある?」

「いいえありません」

口は笑ってるけど目が笑っていない。怖っ!

「ならファミレスに行きませんか?」

おお!真が神に見える!

「真さんの意見でいいですよ」

「さーちゃんが言うなら...」


と言うことでファミレスに行くことになった。

そして晴人の受難が始まった......。

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