40. ハロウィンとパンプキン

ハロー!B・Dです。

10月の終わり、ハロウィンがやってきました!


実はボクは、この時を待っていた。

ハロウィンとかぼちゃについて、ここで日本の人に話したかった。

ボクの英語の生徒さんはみんな、この話を聞くと驚く。最近、テレビでも取り上げられたと言っていたけど、きっとまだ知らない人が多いと思う。


日本でも、ハロウィンが近くなると皆さん「かぼちゃ」をイメージする。

飾るものは、オレンジ色のジャックオランタン(Jack-o'-lantern)。そして、食べるものは皮が緑色のかぼちゃ味(orかぼちゃを材料にした)お菓子。これが日本式のハロウィンだ。


ボクは、文化はほかの地域に伝わって、そこの人たちの感覚で変わっていくものだと実感を持っているので、日本式のハロウィンも理解している。


それでもやっぱり、この季節になるとさびしい思いを味わう。なぜかというと、アメリカでハロウィンの味と言えば、日本の緑のかぼちゃの味ではなく、「パンプキンフレーバー(またはパンプキンスパイス味)」だからだ。

そして、日本でパンプキンフレーバーのものを探しても、なかなか見つからない。


毎年、英語の先生として新しいアメリカ人が日本に来る。「pumpkin(パンプキン)」と書いてあるお菓子を見つけて、Wow!と喜んで飛びつく。そして、「これは全然パンプキンフレーバーじゃないよ!?」とがっかりする。アメリカ人は、パンプキンフレーバーが大好きだから。


つまり、日本の人に最初から誤解があったようだ。日本の緑のかぼちゃはアメリカではsquash(スクォシュ)と言う。ハロウィンで使うオレンジのかぼちゃがパンプキンで、あれは食べないんだ。まったくおいしくない。


そして、先ほどから言ってるアメリカのハロウィン時期に食べるパンプキンフレーバーは、シナモン、ナツメグ、ジンジャー、グローブを混ぜて作る。日本のやさしいかぼちゃの味じゃない、パンプキンスパイスとも呼ぶように、スパイシーな味だ。

アメリカの実家からハロウィンのお菓子を送ってもらった時、生徒さんや日本の人たちに配ったことがある。皆さん、食べたことある味と言った。シナモンの味が強いからだと思う。


ボクが味わえなくてさびしいという理由もあって、よくこの話をしているから、ここでも紹介した。日本の人が、おいしいかぼちゃの味をハロウィンシーズンに楽しんでいることを否定するつもりではないです(笑)


さて、今からボクも仮装パーティに出かける。みんなで思い切り楽しんできます!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る