トイレの鮫子さん

鮫子さめこさんって、知ってる?」

 転入してきて一ヶ月。やっと緊張もほぐれてきて、気軽に話せる子が増えてきた頃に、何人かで話していると佳子よしこちゃんがいった。私はそれを聞いて、きっと怖い話だろうなってピンときた。怖い話って昔から苦手。あんまり聞きたくない。

「なにそれ? 聞いたことない」

 でも転入してきた私にわざわざ振ってくれた話を、聞きたくないなんて断るのは、ちょっと違うってことくらいは分かる。少しだけ我慢。それだけで、みんなともっと仲良くなれるのなら、怖い話だって聞く。女の子の友情って結構めんどうなんだもの。

「トイレの鮫子さんっていう、他の学校にはない話がここにはあるの。鮫って血の匂いを敏感に嗅ぎ取って、魚とかを食べちゃうらしいんだけど、鮫子さんも同じ。トイレで血の匂いを嗅ぎ取って、女の子を食べちゃうの。それも体の中に入って、内臓とかをぐちゃぐちゃにしながら」

 笑ったら駄目だって分かってるけど、笑いを堪え切れなくて、口元を手で隠した。ちゃんと隠せたかは、ちょっと分からない。

「なにそれ? なんでトイレなの? それに女の子だけって変じゃない?」

 みんなの間に流れてた空気が、重たくなったような、冷たくなったような、そんな気がした。みんなが私を見る目に、悲しそうな、残念そうな、そんな気持ちが混ざっているみたいに感じる。

 私、変なこと言っちゃったかな?

「もしかして、まだきてないんじゃない?」

 蘭子らんこちゃんのその言葉で、みんながおどおどし始める。

「えっ、それじゃあ危なくない?」

 京子きょうこちゃんもそんな風にいいだして、みんなの間に怖いって気持ちが少しずつ広がる。筆洗に青い絵の具のついた筆を入れた時みたいに、ぶわぁって、みんなの顔が青色に染まっていく。

 それがどうしてなのか、全然分からない。

「待って待って。さっきから、なに? どこにでもある、学校の怪談の一つでしよ?」

 みんなが目線をきょろきょろさせて、誰が最初に口を開くか様子を見ている。

 唾を飲み込む音がした。

「あのね」佳子ちゃんの声。

「鮫子さんが嗅ぎ取る血の匂いって、初潮の匂いだって噂なの。いきなり血が出ると、びっくりしてトイレに駆け込みたくなるでしょ? その瞬間を狙って、鮫子さんは膣から体の中に入って、卵巣とか腸とか胃とかを通って、口から出てきて、またトイレの中に逃げていくらしいの」

 泣きそうな佳子ちゃん。でもそんなのって、そんなのって。

「ただの怪談でしょ? どうしてみんな、そんなに怖がったりするの?」

 正直にいうと、なんとなく分かってる。でも本当かどうかは聞いてみないと分からない。

「昔ね、本当に、トイレで死んだ子がいるの。体の中をぐちゃぐちゃに食べられて死んじゃった子が」

 佳子ちゃんの言葉が耳に、すごい勢いで入ってきた。針を刺されたみたいに耳が痛い。本当に痛いわけじゃないけど、でも、じんじんと痛い。

「私、確かに、初潮ってきてない」

 すごい嫌な予感と寒気が、私の背中を撫でていったみたいに、ぶるっと体が震えた。私の右手を両手で強く握ってくれる佳子ちゃん。

「もしその時がきたら、絶対にトイレには行っちゃ駄目だからね? 約束だよ?」

 目から涙が溢れた。佳子ちゃんと私とほぼ同時に。




 どうしても気になって保健室の佐倉さくら先生に鮫子さんのことを聞いたけど、「そんなのただの怪談話よ。学校で人が死んだら、もっと大騒ぎになってニュースとかになってるはずだと思わない?」って、手で口を押さえてくすくす笑われた。あと、初潮がきたら、恥ずかしがらずに保健室においでっていってくれた。やっぱり佐倉先生は優しかった。それを一通り佳子ちゃんにいったら、「学校の中で人が死んだって分かると、色々と困るんだよ。きっと」だって。確かにそうだなあと思ったけど、その亡くなった子の家族が、学校に怒鳴りこんだりはしなかったんだろうか? それともう一つ、実は佳子ちゃんも初潮がきてないらしい。もしその時がきたら、一緒に保健室に行こうって約束をして、なんだか一人じゃないんだと思って安心できたし不安かなり少なくなった。

 だからって、なんだかおかしいなあって感じは無くならなくて、学校の近くにある大きな図書館に行って新聞の記事を端から端まで、何日も何日もかけて調べてみた。

 でも、何日もかけたところで分かったことは一つ。

 そんな記事はどこにも載っていないってことだけ。

 だって新聞は、破られたっていうよりは噛みちぎられたみたいになってたから。

 多分、多分だけど、鮫子さんに関係のある記事のところだけ。そこだけが、乱雑に噛みちぎられているみたいになって。もう鮫子さんのことを考えるのをやめよう。そう思った。私はもう、鮫子さんなんて知らない。知らない方が、その方が、きっと、ぜったい、幸せに毎日笑ってみんなと遊べる。そんな気がするから。




「今日、家に来ない?」

 始めて誘われた。佳子ちゃんの家はこのあたりじゃ一番っていってもいいくらい大きくて、ちょっと興味があったんだよね。

 それに、

「うん。行く行く」

 家に呼ばれるってことはすごい仲良くなった気がして、嬉しい。

「あっ、でもおトイレだけ行っていい?」

 放課後のトイレは結構混む。

「この時間混んでるし、B棟の方まで行かない?」

「そうしよっか」

 B棟はA棟と違って建て替えをしていないから、ちょっと古臭い。でもA棟みたいに最新の設備もあるし綺麗な校舎と違って、前にいた学校みたいな雰囲気がして、私は結構好きだった。少しだけ前の学校にいた友達を思い出して、お腹のあたりがチクチク痛んだけど、でも今は今で楽しいのも本当。佳子ちゃんも仲良くしてくれるし、私はこれからもっともっとこの学校を、この学校のみんなを好きになっていく気がする。とくに佳子ちゃんを。

「先に出たらだめだよ」

「分かってるって」

「へへへ~」

 佳子ちゃんが出入り口から二番目の個室に入って、私は一番手前の個室に入った。

 お気に入りのズボンは、お母さんの手作りで見た目は普通のデニムだけど、ポケットの内側だけがオレンジになっていてそれを見るといつだって幸せになれた。

「あっ」

 でも私の幸せは、落ちたラムネを踏んじゃったみたいに一瞬にしてこなごなになった。

 血が出ていた。

 真っ赤な血。それと、多分、顔は真っ青。

 血が便座の中に垂れた。

 ごぼごぼと便座の中の水が逆流を始めた。

 どうしよう。

 逃げないと。

 便座。蓋。閉めて、血は拭く。佐倉先生のところに行かないと。

「痛いいだいだああああぎゃあああああぐごぼぼぼぼろろ」

「佳子ちゃん!?」

 助けないと。佳子ちゃんはきっと今、鮫子さんに襲われているんだ。助けないと。

「開けて! 佳子ちゃん開けて!」

 ドアノブを掴むと扉が軋む音が耳に響く。ってことは、佳子ちゃんの声がしないってこと。いやだ、佳子ちゃん。佳子ちゃん!

 血。一面の血。口から飛び出る小さな鮫。佳子ちゃんの口から血のあぶくが零れるんじゃなくて溢れている。溢れるってことは息をしてないんだと思う。だって焦った時って、空気を出すより吸いたいもん。ってことは、佳子ちゃんは死んじゃったのかもしれない。いやだ、嫌だ。便座の中にいた小さな鮫がいない。どこ? どこなの? 隣だ。暴れる音がトイレ全体に響いてる。薄い壁がバキバキうるさい。逃げなきゃ。でも佳子ちゃんをどうしたらいいんだろう。

 佐倉先生。みんなに優しい佐倉先生だったらなにかきっと。

 急いで走った方がいいのか、それともゆっくり鮫子さんにバレないように進んだ方がいいのか分からない。でも考えるより早く体が動いちゃって、気付いたら走っていてさっきまで自分がいたところを横目に見たら、目があった。

 小さな鮫の鮫子さん。

 きっと排水部分を通ったから、血は流れていったんだと思う。血は全然ついてない。でも、開いた口から見える歯の隙間に、赤い、佳子ちゃんの体の一部が。

 チクチク痛かったお腹が、痛みより不快を強く感じ出した時に気付く。

「うおえっ、げえぼろろるう」

 初めて人が死ぬところを見た。それにそらは友達の佳子ちゃんで、その友達の体の一部で、そんなの我慢出来ない。そう感じるより先に今日食べたお弁当がゲロになって出てた。服にもたくさんゲロが付いたけど、そんなことを気にしている余裕もない。佐倉先生に、早く、早く、伝えないと。涙が止まらない。でも、一緒に涙を流してくれた佳子ちゃんはもういない。

 佳子ちゃん。

 どうして佳子ちゃんも私と同じタイミングで初潮がきたの、なんで、こんな偶然……違う、水の流れ。トイレの水は流れていく。きっと私の一番手前のトイレの水は、佳子ちゃんの方のトイレの下を通って一番奥のトイレの方に流れて下水道を通っていくんだろう。だからきっと鮫子さんは下水道に住んでいて、その血の匂いを嗅ぎ取ってきたんだ。それで、私の奥のトイレに佳子ちゃんがいたから、そっちだと勘違いしたんだ。

 私のせいだ。

 私のせいで。

 保健室。

 着いた。

「佐倉先生! 佳子ちゃんが! 鮫子さんに!」

 くるっと振り向いた佐倉先生の歯が、さっき見た鮫子さんと同じだった。

 鮫の歯。

 尖って相手の体を喰い千切る為の歯。

「さ、くら、先生? なんで、どうして?」

「どうしてって、なにが?」

 そういってくすくす笑う佐倉先生は、いつもみたいに手で口を押さえていない。

「その、歯……」

「歯くらいで、がたがたいわないでもらえる?」

 もしかして、そんなことがあるのか分からないけれど、図書館にあった新聞紙が噛みちぎられたみたいになっていたやつ。あれは普通の鮫に比べると小さすぎるし、トイレで見た小鮫にしては大きすぎる。でも人間の口のサイズくらいだとちょうどの大きさかもしれない。でも人間の口じゃないと思っていた。だってあんなにギザギザな歯をした人間はいないと思ったから。佐倉先生の歯。それを見てしまうと、もう、そうとしか思えない。

 あれは佐倉先生が噛みちぎったんだ。

 佐倉先生は、トイレの鮫子さんを隠そうとしている。きっと佐倉先生は鮫子さんと繋がっている。そうじゃないと、こんなのありえない。逃げないと。ここから。とりあえず、逃げないと。

「逃がさないわよ」

 そういって佐倉先生が立ち上がる。私はすぐにターンして扉を思いっきり閉めた。佐倉先生の伸ばした手の指が挟まって小さく呻いたのを聞いたら、もう後ろを振り返らない。走って、走って、走る。職員室前を抜けて校門が見えた時、異変に気付いた。プールからの悲鳴。私はプールを見る。プールは少しだけ高くなった位置にあるので水面は見えない。それなのに、なにかが跳ねているのが見えた。水が跳ねているんじゃない。

 あれは鮫。

 トイレで見たのと同じタイプの小鮫。

 プールに駆け寄ると、もっと悲惨な光景が見えた。小鮫は一匹じゃなくて何匹も何匹もいて水泳部の子たちを襲っていた。塩素の匂いと血の匂い。混じり合った匂いは、鼻をツンとついた。そして噛みちぎられて覗く内臓。水着の千切れた合間から露わになった胸や陰部が見える。普段であればプールの周りに数人はいる、水泳部の女の子の水着の食い込みや胸を見ている男の子たちが今日はいない。きっと逃げたんだ。卑怯なやつらだ。自分が気になってる子が襲われているっていうのに、助けもしないで、誰よりも早く逃げ出すなんて。

 でも、私はどうなんだろう。

 佳子ちゃんはもしかしたらまだ生きていたかもしれない。今だって、まだ、生きているのかもしれない。

 助けに行かないと。

 私だけが生き残っても、これから先ずっと後悔するかもしれない。佳子ちゃんを見殺しにしたこと。

 本当はダメだって分かってるけど、いつもカバンに入れてるスマホを取り出して救急車を呼ぶ。番号は110? 違う、119だ。

「もしもし、救急車お願いします! なるべくたくさん、一人じゃなくて、何人も、怪我をしてるんです」被害にあった子を助けないといけない。でも佳子ちゃんのことも助けないと。だったら、こんなところでのんびり電話をしてる場合じゃない。走れ、私。

「学校、です。はっ。はっ。水島、はっ、小学校。んはっ、は。んぐ。鮫です。鮫。はあっ。いや、ふざけてなんって、はっ、いません! 本当、はあはあ、なんです」

 どうして、どうして私のいうことを信じてくれないの。悲しくて涙が出そうだけど、今はそんな時じゃない。それよりも早く、B棟の女子トイレに行かないと。

 誰か、いる?

 トイレまで十メートルくらいはあるけど、誰かの影が見える。もしかして、佳子ちゃん、生きてたの佳子ちゃん。

「佳子ちゃん!」

 影の動きが止まった。佐倉先生。顔が血だらけの佐倉先生が、いる。

「みぃつけたあ」

 佳子ちゃんを引きずっている。どうして、そんなことするの。どうして。

「どうして……」

 小さな声でいったはずだけど、佐倉先生の動きが止まって表情が引きつった。

「先生が、みんなになんていわれてたか知ってる? 鮫子。鮫子って。先生はね、確かに歯が尖っているけど、それがなんだっていうの? この尖った歯が気持ち悪いって? だからって、紗栄子さえこって名前をもじって鮫子って、さすがにバカにしすぎでしょ? ねえ、そう思わない? それとも、あんたもバカにするつもり? ねえ、そうなんでしょ? バカにしようっていうんでしょ!」

 佐倉先生が鮫子さん。

 それじゃあ、さっきの鮫はなんだっていうの。それより、今は、佳子ちゃんを助けないと。ポケットに入れてたシャーペンを握る。佐倉先生が、来る。

 飛びついた拍子に肩を噛もうとしている。それをなんとか抑えて、でも私なんかの力じゃ抑えられない。仕方ない。一瞬シャーペンを持った手の力を緩めると、佐倉先生は私の肩を噛む。

「いっ、だあああああ」

 めちゃくちゃ痛いけど、今だ。シャーペンを佐倉先生の耳に刺す。どうせなら、少し芯を出しておけばよかったけど、そんな余裕はなかった。

「ぎゃあっつあああ、てっめえええ」

 抜く。刺す。

「ああうわううぅうあええええええぇええ」

 水みたいな、佐倉先生の目から、水みたいな、シャーペンを伝って、目から水みたいなのと血と。佐倉先生の力が弱くなって、逃げて、佳子ちゃん、急いで、助けないと。顔。ない。ないない。顔がない。食べられた。先生に佐倉先生に。佳子ちゃんが。食べら

「わああああ、あううわああああ、ああああわああああうううああ」




「君がやったの?」

 疑いの目。大人なんて誰も信じない。私は猟奇殺人の容疑者とされている。私じゃない。私じゃないのに。

「鮫と佐倉先生です。佐倉先生は、多分マザーなんですよ。あの小鮫たちの。下水道からなにから調べたらすぐに見つかるはずです」

「それはもう何回も聞いたって。そんなものはいなかった」逃げたんだ。小鮫たちは、逃げたんだ。マザーの死を知って。学校から、新たなマザーを探して。

「それにね、君の歯型と佐倉紗栄子さんの身体中にあった傷と、一致してるんだよ。もう言い逃れは出来ないよ?」

 確かに佳子ちゃんを食べられたって知ったあとに、私は佐倉先生の体を、至るところ噛みちぎった。けれど他の生徒たちはどうやって殺したっていうんだ。大人は汚い。全部の罪を私になすりつけようとしている。

「すみません。トイレに行ってもいいですか?」

「ああ。でも、君が自供するまで取り調べは続くよ? 早く吐いた方が君のためだ」

「トイレ、行って、いいですか?」

「ああ」

 外に待機していた、下っ端みたいな警察官に連れられてトイレへ。

 今、私は一つの確信を抱いている。

 トイレの扉を開けるとすぐ、洗面台があった。鏡に写る、昔とは違う私。笑ってみせると、歯はがたがたになって尖っていた。佐倉先生を噛んだ時、骨に当たって折れたり欠けたりした歯。

 なんだか鮫みたいだな。

 個室のドアノブを掴むと扉が軋む音が耳に響いた。あの日みたいに。

 トイレの中を覗き込むと、ごぼごぼと便座の中の水が逆流を始めた。一瞬、小さな鮫の背びれが見えた。

 私は、笑わずにはいられなかった。

 トイレの鮫子さん。

 次は、私がマザーだ。


(了)


【編集者コメント】

 西東さいとう北南ほくなんは、1998年「新生 トイレの花子さん」の映画からインスパイアされて、この作品を書いたと語っていた。西東はこの映画を見て、「トイレの花子さん」というモチーフを題材にしていながら、結局のところ直接トイレの花子さんはあまり関係ない。という作品の構図を高く評価していた。


 それは『トイレの鮫子さん』にも受け継がれている。トイレで小鮫が現れた時、誰もがこれが鮫子さんの正体なのか。と思ったはずだ。そして、鮫子さんという名前のわりには、ただの鮫でがっかりしたのではないだろうか? 私自身そうだった。しかし、西東はここで一つの大きな罠を仕掛けている。実際に鮫子さんと呼ばれているのは、ただの人間なのである。これがB級鮫映画で行われていたとしたら、酷評されかねない。いわゆる、鮫映画の名を語ったただのホラーだと思われるからだというのは、鮫フリークの読者なら分かるだろう。もし鮫初心者の読者がいたら、一言いっておく。そういうもんなんだよ。

 しかし。しかしである。西東は、その人間に母鮫マザーシャークという立場を与えた。それによって、この小説のB級度、いやZ級度は格段に上がったといえよう。なぜなら、そこに至るバックボーンは全く語られないのだ。そんなことが許されるのかという問題に答えよう。まったくもって問題がない。それこそが、B級鮫小説の真髄ともいえよう。


 日本の鮫小説の中でも、比較的頻繁に語られることの多い『トイレの鮫子さん』だが、実のところ西東は、この小説をあまり気に入っていなかった。

 生前、西東が私との対談時に語った言葉をここに引用したい。

「いや、あれはね〜、堤幸彦さんへのリスペクトが足りないんだよ。あとね、栗山千明みたいな、かわいい子を出さないとダメだったね。栗山千明、知ってる? 昔はかわいいし、今は綺麗だからね〜」

 この作品を気に入ったなら、是非とも「TRICK SHARK」と「SHARPEC」も読んで欲しい。あの二作品には、鮫映画愛と堤幸彦愛増し増しで、ラーメン二郎のラーメンよりヘビー級なのだ。


【原本】

 鮫化する都市伝説

 西東さいとう北南ほくなん

 1998年

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