このシーンは最初から好きでしたが、改稿して何倍にも厚みが出ましたね。
台詞の間の描写が細かくなり、その場の緊張感と熱気が伝わってきます。
単に平井の悪口を言い連ねるだけでは、生徒たちも賛同しなかったかもしれませんね。
そうではなく、自分が今置かれている状況を踏まえ、かつその先を見据えた上で何が問題で何が必要なのか、そうしたメッセージが荒削りながらも3分間の中に凝縮されていたことが、生徒たちの心を掴んだのではないかなと感じました。
作者からの返信
サンダルウッドさん、コメントありがとうございます!
ツイキャスここ読んでもらってもいいですね。笑
このシーン、詳しい詩は忘れてしまいましたが、それでもみんなの前で味わった喝采は心の中に刻まれています。ジャバラバジャバラバは実際に言っているんですね。
そうなんですよね、荒削りでも伝えたいことを伝える人ってちゃんと周りからでもわかるんです。
しかも、今まで教室であまり発言しなかった鷹岡がこの大勢の場で勇気を出して自分の言葉で伝えた。
生徒たちにとってこれ以上の衝撃はなかったと思います。
ボクシングっていうから、てっきり、本当の打ち合いかと、思っていたら、こんな内容でしたか(笑)
ここで、披露されているのは、ラップの形式ですが、前に作り方を教えてもらって、チャレンジしましたが、とても難しかったです。
声に出すポエムなら尚更です。
本といえば、書評のビブリオバトルには、何回か参加したことがありますが、発表者になる勇気はありません(笑)
でも、書くばかりじゃなくて、声に出ししてみるのも、創作なのだなと、思わせてくれる内容でした。
作者からの返信
風梨さん、コメントありがとうございます!
詩のボクシング。実際はボクシング並みに体力使うと思いますよ。笑
千人の観客の前で自分をさらけ出す羞恥と、拒絶されて場が静まり返る恐怖と、さらけ出した自分全てが評価されて肯定される絶頂で脳汁ドバドバですね。
確かに、文字では無く耳で感じる分、音の気持ちよさは重要ですし、会場が広いので、叫ばないと響きません。
ビブリオバトル面白いですよね。僕はパトリック・ハーランの『ツカむ話術』で参加したことがありますが、本好きにとって、自分が薦める本を読んでもらえるほど嬉しいものはないです。
はじめまして。天上杏と申します。
楽しく読ませていただいております。
ここの、感情の爆発が詩という形で鮮やかに発露されるシーン、震えました。
MCバトルのピークのような感じで、一気に持ってかれます。
詩のボクシングというのは実際にあるのでしょうか?
それとも鷹仁さんの創作ですか?
どちらにしても、非常に読ませますね。
どんどん物語に巻き込まれている自分がいます。
作者からの返信
天井杏さん、はじめまして。また、コメント頂きありがとうございます!
『感情の爆発が詩という形で鮮やかに発露される』
この一文がすごく気に入りましたね。笑 ありがとうございます。
社会で生きるうえで、感情をそのまま出しても迷惑がられるだけ(全く出さないというのも人間味がない)だと思っています。しかし、このように作品として外に出すことで、ただの愚痴が人の心を揺さぶるものへと昇華されるのだと思います。
詩のボクシングは実際にある競技で、楠かつのりさんが創始しました。実際僕も詩のボクシングを体験し、表現することの奥深さを知ったので、この作品を書こうと思いました。youtubeとかにもあります。
感情は熱を帯びます。特に、青春の輝きを読者の皆様に味わってもらえれば幸いです。
少し、創作から離れていましたが、天上さんのように僕の作品を面白いと言ってくださる方がいる以上、また書き続けようと思えます。ありがとうございます。