鏡よ鏡、この国で二番目に美しいのはだあれ? えっ? なぜに二番目……?

 女王さまはうぬぼれの強い人でした。一番は自分だと、根拠もなく思い込んでいました。そこで出てくるのが、「鏡よ鏡、この国で二番目に美しいのはだあれ?」という問いかけ……。

 この物語、童話『白雪姫』になぞられてるとお思いの皆さま、あなたがたの期待は早々に裏切られます。
 本来の物語なら、嫉妬にかられた女王さまに毒を盛られるのが王道ですが、こちらは一筋縄ではいきません。作中、順位の変動が起こります。
 さぁ、それは誰か……? その変動を起こすアイテムとはなにか……?

 まったく別物の、こんな童話『白雪姫』、あなたは想像できますか?

 更に予想外の展開は……?
 女王さまがいい人なのと、白雪姫にキスをする王子さまが登場しないこと……。