第38話 ゴルフ復活!

8月16日、どこの病院もお盆休み明けとなる。

県リハに診断書が出来ているか電話してみると

「出来てます。」

とのこと。

お盆休みもあるので、3週間から4週間みて欲しいと言われたのだが、

O先生に出来れば、2週間でとお願いしていたので、

ありがたい。

ルンルンして取りに行き、書類を揃えて、保険会社に送った。

15日は、台風15号が直撃ということで、

四国へのバスツアーは中止になったが、

月に日程変更出来ると連絡があった。

行きますよ、もちろん!

あきちゃんもOKだ。

16日、いつものリハビリ。

まだ、休み中だからか、患者さんは少なめ。

「ゴルフは、いつでしたっけ?」

トレーナーが聞く。

「明後日の日曜日です。」

運動療法にゴルフのクラブを振る動きもいれる。

思い切りは振れない。

「もう少し、左に重心移せませんか?」

怖いのではなく、まだ足首が十分に曲がらないために左足に体重を移せない。

「距離が出ないのは仕方ないです。」

7か月ぶりのラウンド。

プクちゃん会の2人に付き合って頂いて竹原カントリークラブへ。

竹原カントリーは、年間20回くらい行くゴルフ場。

スタッフのほとんどが、私に挨拶する。

名前も覚えられている。

レストランの支配人も

「いつもありがとうございます。」

と挨拶にやって来る。

多分、今年初めてだ。

パターの練習から。

最初のティーショット。

天ぷらだ。

だめだな~。

その後のドライバーは、まともに当たった。

パターは不調だが、それ以外は、特に不安なく打てた。

ただ、小走りも出来ないし、

歩くのがやっとなので、だんだん腰にくる。

しゃがみたいが、しゃがむのも難しい。

OBもなく(元々OBはほとんどしない)、

ちょっと悪い時くらいのスコアで終えることが出来た。

何とかなる。

2週間後の大学のゴルフコンペのことだ。

ちょっと移動が遅いので、申し訳ないが、前後が同じコンペの仲間だから

何とかいけそうだ。

夜は、T君の昇進祝いを兼ねた飲み会。

家から10分ほどの所にある居酒屋。

やはり、ゴルフが堪えていて、杖をついて歩いても、

何度も休みたくなる。

足も腰も痛い。

何とか、到着。

思い切り3時間の飲み放題。

珍しい組合せでの飲み会だ。

みんなはタクシーだが、私は歩いて帰る。

いくらも歩けない。

座りたい。

何度も足が止まる。

家に着くと、階段を這って上った。

9連休も終わり、仕事が始まる。

朝、腰が痛くて起き上がれない。

いやだな~

変な恰好で歩くのがやっと。

ほどんど仕事にならない。

まあ、休み明けだから事務処理でもしよう。

2週間後か。

もう少し振れるかな。

足首の固さはどうにかなるかな。

来月は、うちのお店のコンペも開催予定だ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る