第10話  4月30日(月) *4*の終わり


 ~4月30日(月)~


4月の終わりの日


「4月の終わりが今日来た。俺のいじめは今日、終わらない。」

心の反面、終わってほしいと思った。だが、正直どうでもいいと思った。


『俺は、1人がいいから』

我ながら、我流をとおしてるな~


「海斗君、おはよ~」

……理香か

「うん、おはよ理香」


刹那、殺気を感じた

奴だろう、一々見てるんだろうか?


教室の自分の席に着き

何の他愛もない授業を終え

教室から出た


「ちょっと、来い」


「……」


「無視しか出来ないのか?」


黙れ。

うるさいな、俺はこれから大切な時間なんだ


!?

俺は腹を押されて倒れそうになった

奴の顔には、愉悦の色が見え、そのまま腹を殴り続けた。

何発も何発も殴った


苦しい

痛い

悲しい


俺はこの日死んだ

そう感じた




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