第2話 手紙の中と理香の真意

そう、彼女が一番傷ついてるはずだった

 

「理香、放課後いいか?」

「うん、じゃ私の家来て」

普通、女の子の家に行くのはご褒美だが

状況が違う

俺は、自習の時間を使って気持ちを整理した。


~放課後~

俺は学校が終わったあと一度家に帰った

理香はバトミントン部の副キャプテンだ

今は、部活をしている

5時半

俺は心の準備を決めて理香の家に向かった

「お邪魔します」

「あ、透君いらっしゃい。理香?」

「はい」

理香の母さんは元気だったがいつもとフインキが違った

「理香はいるぞ?」

「……」

反応がない

普通なら入るのにためらうが

今回は状況が違ったので入ることにした

「あ!透来たんだ。ごめん」

「理香。俺は朝、海斗から手紙をもらった」

「!?」

「これから、手紙を見る。一緒に見よう」

「うん」


 透へ


この手紙を見てるて事は、僕はもう学校ここにはいないだろね


この手紙に書いてあることは事実です


君には、これから自分みたいな人が出ないようにこの学校に革命を起こしてほしい。


俺は、あの空間2年H組でいじめにあった


たぶん、この手紙を透は理香と読むと思う


君が自分の最後の願いをもう一つ聞いてくれる事をしんじてる


理香を頼む


これから、自分の身に起きた事実を教えるよ


4月17日……









  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る