第6話

 身体を包み込むような寒さというか冷たさと共に目を覚ます。

 やはり、自分の部屋のベッドの中ではない。俺は再び夢の中の世界に来たのだ。

 それにしても、またも眠った感が全く無い。

 今までにも何回か、ベッドに入ってすぐにうとうとする間もなく寝入ってしまい。起きた時もまどろむ間もなくシャキッと目が覚めてしまい寝たと思ったら朝だったという経験はあるが、この感覚はそれとも違って、本当に寝た瞬間に目覚めたとしか思えない……理不尽というか納得できないというか、生理現象としての睡眠欲とは別の睡眠欲が満たされないというか不思議な感覚だ。


 俺は川原の石を枕に川の流れを布団にしていた。冷たくて当然だ。

 崖から落ちた時、地面ではなく滝壺へと落ちたのだろう。さもなければ幾らレベルアップで上昇した強靭な肉体でも生き残るのは不可能なはずだ。

 ゆっくりと手足を動かしてみる。長時間、変な体勢で水の中に居たせいか、動かすと関節が痛むが、怪我による痛みとは違うし骨が折れている様子も無い。

 そこであることに気付いて、システムメニューを呼び出して、【パラメーター】の下の【現在の体調】をチェックする。

 【疲労度】は空腹と多少の疲れ。【傷病情報】の【怪我】の項目には水面への落下による、背から腰に掛けてのかる打撲。その後の長時間水に浸かったことによる体温低下とあるが、【病気】や【毒】などのバッドステータスは無かった。

 昨日の夕方から朝の……時計機能を確認すると5:18だった。昨日の夕方からと考えるとほぼ半日も水に浸かっていて風邪もひいていないとはレベルアップの……いや、空手部の冬の合宿で滝行だとかいわれて、凍りつくような冷たい滝に何十分も打たれていた俺ならレベルアップも関係ないのかもしれない。

 いかん、思い出しただけで風邪をひきそうだ。


「よいしょっと」

 掛け声を出して冷えきって強張る関節を酷使して立ち上がり、水から上がる。

 川の上流に目をやると、多分俺が落ちた傍の滝が見える。どうやら数キロメートル下流に流されたようだ。

「さて……」

 どうやって生き残るか、決死の覚悟を決めて眠りに就いた割には余りに拍子抜けな結果だが、当初の目的通りに俺は生き残る事が出来てまずは一安心ということだ。


 しかし早く濡れ鼠で冷え切った身体を何とかしなければ本当に風邪をひきそうだ。まずは鎧などの防具を脱ごうと思ったのだが鎧の脱ぎ方が分からずいきなり躓いてしまう。

「どうしたものか」

 紐とかもあるのでそれらを解いていけば脱げると思ったのだが、一箇所目の結び目と三分間一ラウンドを戦うも水を吸った革紐は膨張してしまい全く解ける様子もなくKOされてしまった。


 仕方なくシステムメニューの【装備品】の項目を選択し【収納】をポッチとな……濡れたままで収納したら、他の荷物も濡れたりカビが生えたりしそうで嫌だったのだが他に方法が無いので諦めるしかなかった。


 そして【装備品】からではなく【所持アイテム】から鎧を出す。すると身体に装備されていない状態で鎧が現れる……よしよし。

 まず服を脱ぎ、濡れたマントと共に絞って水を切り、【所持アイテム】から取り出した厚手の手拭で身体を拭く。水を絞った服やマントを川辺の木の枝に掛ける。ちなみに川の周辺や遠くに見える森などの木々は普通のサイズだった。やはりあの森が異常なだけなのだろう。木のサイズも動物も絶対におかしい、可笑しいくらいにおかしい。

 そして換えの服が無い俺は褌に似た腰布一枚の姿で、朝の寒さを堪えながら鎧やブーツ、篭手などの水を丁寧に拭き取っていくが、既に染み込んでしまった水分はどうしようもない。風通しの良い所に置いてゆっくり陰干ししなければならない。これが革モノの宿命だった。

 だが時刻はまだ朝の六時にもなっていないが、乾くのを待っていたら一日潰れてしまうだろう。だが今日こそは野中の一軒家でも構わないから人の居る所にたどり着きたい。別にベッドで寝られる所に泊まれなくても構わない。もっともベッドで眠れるならそれに越した事は無いが、目的は誰か言葉の通じる相手に出会う事だ。


 別に誰かとの会話に飢えているという意味ではない。この世界に言葉の通じる相手が存在するという事を確認したいのだ。

 これからの人生の時間の半分をこちらの世界で過ごす事になるのならば、こちらに文明社会の存在しない場合は、ひたすら襲い掛かる魔物や動物達と過酷なサバイバル生活を送ることになる、システムメニューの恩恵によるプラス面をもってしても、それでは赤字決算になる。

 このまま二つの世界で二つの人生を送るのならば、どちらの世界も楽しみたい。それだけに今の状況に焦りを感じる。

 だがもしも、この夢の世界に文明が無いならば代わりを都合する当ての無い装備品は絶対に失うような事になってはならない。


 俺には【ロード】という切り札があるが、もし一撃で命を刈り取られるような事になれば何の役にも立たないし、とにかく死ぬのは嫌だった。

 自分の意識の外からの思いがけない攻撃での死亡を避ける為の保険として、特に防具は失うわけにはいかなかった。

 今後、現実世界で動物の皮のなめし方。加工の仕方などを調べ……場合によっては実践して。こちらの世界で防具を自分で作る事もあるかもしれないが、現実問題として今、俺が持っている防具は濡れてしまったこれらだけであり駄目にするわけにはいかない。


 川原に漂着している枯れ枝などを集めて焚き火する。火は【所持アイテム】の中にあった生活道具の魔法の火口箱を使った。

 焚き火の傍に枯れ枝を組んで作った物干し台で服とマントを乾かしながら、毛布に包まり保存食を口にしている。

 やはり美味くないが水と一緒に──そもそも水と一緒じゃないと飲み込めない──食べると胃の中で膨らみ短時間で空腹感が抑えられるが、ビタミン摂取の面では偏りがありそうなので【所持アイテム】のサーチ機能で食品を探すと、ナグの実という果実がヒットした。

 チェックすると甘酸っぱく生食に適すとあったので取り出した。一言で表現するなら赤いミカン。大きさはLサイズのミカン並、表面の皮のブツブツ具合もミカン。蔕の部分に親指を差し入れて割ってみる……キュウイフルーツのような緑。恐る恐る一房を口に入れてみる。すると味はミカン。

「だったら最初から黄色い普通のミカンで良いだろ! どうなってるんだ俺の夢は!!」と叫んだのがいけなかったのだろう。余り気にしていなかった周辺マップで中立的生命体を表わす黄色いシンボルの幾つかが戦闘態勢の生命体を表わす赤へと変化した。


「ヤバイ! 馬鹿か俺は……セーブしていない」

 自分でも反省するポイントがずれているとは思うが、実際のところ大声を出してしまった事よりも目覚めてから今まで一度もセーブしていないのが一番のミスだ。

 今からセーブした後では、戦いは避けられない。そのまま防具無しで戦う事になる。逃げるという選択肢もあるが、その場合は腰布以外の着る物を全て失う事になるので選ぶ事は出来ない。

 かといってロードを実行して、先日の崖から落ちる前に戻るというのもありえない。俺には再びあの崖から落ちるという選択肢はありえない……他の事なら何でもしますから本当に勘弁してください。

「セーブ!」

 自分を奮い立たせるためにも声に出して叫ぶ。結局はこれしか道は無いのだから。


 そろそろ服は乾いていて、多少の湿り気を我慢すれば着れない事も無いが着ている暇が無い。鎧のような装備品と違い服やズボンはシステムメニューの【所持アイテム】に入っていて、装備で着ることが出来ないため腰布一枚で戦う事になる。つまりパンツ一丁のP-1スタイルだ。

 装備した剣を右手にP-1スタイルで待ち構える……あまりに変態的過ぎて死にたくなる。いや知人に見られたならば確実に切腹するだろう。

 すると、土手の草むらの向こうから「きぃきぃ」と甲高く不快な鳴き声が聞こえ、ついで草むらを飛び出してきたのは、身長一メートル強ほどの……『ゴブリンが四匹現れました』……親切にありがとう。


「ゴブリンかよ。ついにファンタジーだな。やるな俺の夢」

 そんな軽口を叩きながらも実際は緊張している。初めて人型の生き物と殺し合うのだ。

 ゴブリンどもは赤く血走った目でこちらを睨む。肌の色は汚れまくっていて何色か分からんし、産まれてから一度も切った事も櫛を通した事もなさそうな髪、口角からは涎が垂れ、鼻の下には鼻水が乾いてこびリ付いている。


「うん大丈夫。猿以下だ」

 人どころか、サルに感じる程度のシンパシーすら感じない。殺してもセーフだ。

 ゴブリンどもは赤錆びた短剣を片手に、四匹で俺を取り囲むように動きながら距離をじりじりと詰めてくる。

 戦いにおいて体重や身長の多寡は戦力の大きなウェイトを占めるが、身体が大きい事がプラスに働かない場合がある。

 それは武器の介在。一メートル程度という極端に低いゴブリンの身長は、俺からは的が遠くなってしまう反面、ゴブリンから見ると俺の下半身、特に重心を掛けるために前に出ることの多い脚は的として手ごろな位置にある。

 これが互いに素手ならば俺はリーチを活かせる蹴を選択をすれば良いのだが、ゴブリンどもは剣を持っている。赤錆が浮いて切れ味は悪そうだが、刃物としての切れ味以前に、あんなので斬りつけられたら破傷風に掛かりそうで怖い。

 ましてや今の俺は身を庇うものを身につけていないP-1スタイルであり、相手の隙でも突かない限り蹴りは使えない。

 P-1スタイルといえば、奇しくもゴブリンどもの姿も薄汚れた腰煮にまきつけた布一枚という同じP-1スタイル。つまりP-1対決。精神状態が不安定なのだろうある意味面白くなってきてしまいニヤリと笑みを浮かべてしまう。


 その笑みを威嚇と判断したのか一匹のゴブリンが、包囲が完成する前に短剣を振りかざし突っ込んでくる。その狙いは大きく前に出され重心の乗った俺の左脚の膝下。

 だがその動きは、狼の攻撃とは比べ物にならないほど遅い。システムメニューのON/OFFの連続によるコマ送り戦法を使わなくてもたやすく見切ることが出来る程度だ。

 攻撃が当たる直前に俺は重心が乗った左足で地面を蹴り、脚を引いて短剣の一撃をかわす、そして引いた左足を右脚の膝の内側にぶつけると、その反動で左足を蹴り出すと、攻撃を空振りバランスを崩して前のめりになったゴブリンの顔に突き刺さる。

「ギュッ!」

 短く悲鳴を上げて後ろにぶっ飛ぶゴブリンに、残りの三匹は驚きつつも一斉に切りかかろうと距離を詰めようとする。

 それに対して俺は剣を持つ右腕の脇を締め、肘を大きく後ろに引き、柄を握る手を右わき腹の横に置き、左手を刀身の左側にそっと添える。そして切っ先を正面のゴブリンに向ける。

 その構えが何を意味するのかわからないゴブリンどもが警戒し足を緩めた瞬間。システムメニューから装備を剣から槍に切り替えて、システムメニューを抜けた。


「ギギッ!」

 目の前の獲物が剣を変な形で構えたと思ったら、次の瞬間には槍を構えていた。そんな超高速とかでは説明の付かない現象に何が何だか分からなくなってしまい呆然と立ち尽くすゴブリンの胸に、俺は容赦なく全力で槍を突き刺した。

 驚いた表情のまま声を上げる事も出来ずに絶命したゴブリンだったが、槍なんて使ったことの無い俺は槍を無駄に深く刺しすぎてしまい、槍を引いても抜けない。

 そこに勝機を見出した残りのゴブリン2匹が攻撃に移ろうとするが、俺は慌てず槍を収納し、今度は何も持たない状態でただ腕だけをゴブリンに槍の切っ先を向けるように構えた状態で、システムメニューから槍を装備する……


 あっさりと残りの3匹のゴブリンを仕留めると、最初に蹴り飛ばしたゴブリンにも止めも刺した。

 するとゴブリン討伐のアナウンスの直後に4度目の『てきぃぃぃん』という響きの後に『レベルが上がりました』というアナウンスがあり、俺はレベル5になった。

 しかも『魔術:水属性Ⅰ/土属性Ⅰ取得』とアナウンスがあったので「ついに魔法きたよ!」と喜んで、システムメニューの【魔術】の項目を調べると、水・土属性にそれぞれ1つ魔術が登録されていた。しかし水属性の術は直径十センチメートル程度の水の球を中に浮かべるだけで、意識を集中すると多少動かす事は出来たが、集中を切らすと暫くして落ちて地面を濡らした。土属性の術は攻撃魔法だが石礫を1つ飛ばすだけのしょぼさだった。しかも石礫は自分で投げた方が早く飛ばせるという悲しい結果だったので魔法の事は忘れる事にした……俺が魔法使いになるには、まだ十五年以上早かったんだ。


「やっぱり金は無しか……」

 ゲームと違い、戦闘終了後に経験値と金とドロップアイテムが勝手に手に入るという訳にはいかないだろうから、一応ゴブリンの死体を調べてみたのだが、唯一身につけている腰布の中身は小さな男根とふぐりの一セットのみ。

 狼だの鹿だの猪という動物が金を持っていないのは分かる。だが一応亜人であるゴブリンは金を持っていても良いんじゃないか?……あれ、でもゴブリンって亜人ではなく、元々は妖精の類だよな。なら金を持って無くても良いのかな? だがエルフの事を森の妖精とか呼ぶし、一応あいつ等も貨幣経済くらい導入してるのではないだろうか? 考えても答えは出ない。


「しかし、金が手に入らないのは拙いな」

 一応、システムメニューには【所持金】という項目もある。通貨の単位はネアで、一五四三ネア持っている。金貨二枚に銀貨五枚、銅貨四十三枚なので金貨=五百ネア、銀貨=百ネア、銅貨=一ネアだと計算したが、一ネアにどの程度の価値があるのか分からない。


 まあ現実世界ではないので──機械化による大量生産が導入されていなければ、現代社会に比べると大量生産される工業製品は食費などに比べると格段に高くなってしまう。そもそもそんな理屈が通用するかどうかすら分からないのがファンタジー世界である── 一ネア=何円とかいう単純な比較は出来るわけが無いが、飯屋で普通に飯を食うのにどの位かかるか、宿で一泊するのにどの位掛かるかという目安すら無く不安なので、少しでも所持金は増やしておきたいところだ……だが待てよ金があると言う事は、貨幣経済を持つ知的生命体が存在すると言う証拠だ。滅んでなければね。


 とりあえず、最低でもくず鉄として引き取り手のあるだろう錆び塗れの短剣を戦果として収納すると、焚き火を消して服を着る……やっぱりまだ湿気ってるな。

 服や鎧などを乾かす事に拘って、ゴブリンが出現するような川原で一夜を明かす気にはなれないので、仕方なく防具は濡れたまま収納し、足元には【所持アイテム】にあったサンダルみたいな履物を履く、厚手のマントは当然だがまだ濡れているので槍に縛りつけて、槍を肩に担ぐと川の下流を目指し川原を歩き出す。

 川原は砂利──隆起か沈降かは分からないが、上流の崖の付近には大量の瓦礫があり、それが流されてきたのだろう──で、また頻繁に増水して川の底になるのだろう、余り長い草は生えていないために歩きやすかった。


 取り付けたマントをたなびかせる槍は甲子園の優勝旗みたいだが肩にずっしりと重い。

 しかも濡れているのでレベル五になった身体能力をもってしても……意外に重く感じなかった。すごいなレベル五。

 移動中、時折兎のような動物を見かけるので捕まえて食料にしたいところだなのだが、弓はあるけど使えないし、針金を使った罠なら作れるが針金が無い。それ以前に罠を仕掛けて獲物が掛かるのを待ってる暇が無い。

 兎を〆て捌くのは、何故か空手部の夏合宿で経験させられている。

 ちなみに野生動物の肉は不味いという話を良く聞くが、それは肉の処理の仕方に問題があるためだ。


 仕留めたら直ぐに血を抜き、内臓を適切に処理すれば普通に美味い肉が食べられる。勿論、プロの手によって美味しい肉になるように大切に育てられて、プロの手によって屠殺され処理された肉に比べたら劣るかもしれないが、決して不味いという事は無い。

 不味いというのは、仕留めた獲物を直ぐに処理せずに車の荷台に放り込んでおく様な、撃つ事が目的の趣味ハンターの獲物だからだ。


 空手部の合宿とはそんな薀蓄が身についてしまうような変な合宿である。何処かに宿を取るのではなく、山の中でテントも無しにサバイバル生活、しかも期間中に空手の練習をするのではなくひたすらサバイバルの技術を学ぶのみ。毎日風呂に入らなければ駄目になる俺にとって、普通のキャンプでさえ苦痛なのに、地獄としか言い様の無いイベントだ。今年もやるのかと想像するだけで気が遠くなる。


 そういえば去年の合宿の時に「勝手に狩をしても良いんですか?」と責任者である大島に尋ねたが「罠での狩猟免許は持ってる」と言い張る。たしか狩猟期間とか狩猟区とかがあるはずだから免許があれば何時でも何処でも好きに狩をしても良いってもんじゃないと思うんだが、大島相手にその辺を追求しても碌な目に遭わないのは明白なので流した……本当に教育委員会には人類の平和のためにもきちんと仕事してもらいたいものだ。奴が教師で居続けられるという事が、生徒の間では怪談より怖い学校の不思議として語り継がれているくらいだから。


 まだ正午には間があるが、そろそろ腹が減ってきた。保存食は胃で水を吸って膨張しすぐに腹が一杯になるが、その分腹持ちが良くなかった。

 だが【所持アイテム】の中には、他に口に出来そうなものはナグの実と、塩と水くらいしか無い。

「また保存食か、そろそろ別の物……あれ? ……橋?」

 前方に明らかに人の手が入った小さな橋が川に掛かっているのが見えた。


「橋! そして道! 道の行き着く先は人間が住む場所!」

 橋の上に立つと自分でも抑えきれないほどテンション上がる。

 川の下流100mほど先で、昨日断崖の上から見た湖に流れ込み、橋の両端はどちらも道に繋がっており、道には馬車の車輪の轍の跡が残っている。


「ど~っちに行こうかな?」

 浮かれきっている自分を冷静に第三者的視線で観察するはずの人格さえも浮かれきるほどの超浮かれっぷり。

 鼻歌を歌いながら、進む方向を決めようと拾った棒を橋の中央で立てて手を離す。

 倒れた棒の先が今まで歩いてきた川の上流の方に向いただけで笑える。腹を抱えての大爆笑だ。ついには「よ~し、パパ湖一周しちゃうぞ!」と右回りで湖を一周するべく俺は全力で走り出すのであった。

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