第1話

 何も見えない現実。その中でいる青城はインターネットができる日から受験情報を集まった。外は春になったが、彼は引っ越した日からお買い物を除いで全くお出かけをしなかった。四月一日、大学たちが入学式を行う時に彼の心はまだ冬だった。

 「とりあえず、外でなんかしようか」

 青城はあの心の寒いさが耐えなかった。それで、彼は久しぶりのお出かけを始めた。

 ドアを開けて青城の目に光が入った。

 「くっ!」

 青城はついに手を使って顔を光から逸らした。廊下には誰もいなかった。

 「どこへ行こうかな?」

 青城の頭には何も思い出しなかった。何でも考えでも同じだった。彼はいつの間に街の真中を歩いていった。

 大学が近いから街には新しい大学生がいっぱいいった。青城は何も言わせず歩く続けた。周りの空気は幸せな物だった。だが、彼はその空気を読む必要が無かった。自分だけの悪い感情を持って彼は底を見て歩いた。

 「いたっ!」

 青城の手前で大きな声が聞いた。彼は首を上がった。ある男の人が痛みを感じて青城をすごく悪い目つきで見た。

 「す、すみません。大丈夫ですか?」

 「はい。大丈夫です」

 その言葉には毒があるようだった。でも、相手はもっと青城を見てなく自分の目的地へ行った。青城は一旦安心した。彼の目が無意識的に底を向いた。

 「待て。何だ、あれは?」

 底にはカードの姿が見えた。青城はあのカードを拾った。

 「これは学生証じゃない?」

 もっと詳しくカードを見た青城はそのカードの前面である写真にすごく驚いた。写真の顔が青城みたいに見えた。

 「この人もエルフ?」

 写真の人も耳が長いでまさに青城の写真みたいだった。青城はあの学生証を元の主人へ渡る方法を考え始めた。

 「この人がいる大学へ行けばいいじゃん?」

 彼の考えが終わった。


 青城は大学へ行った。大学の中で迷った彼は大きな地図を発見して大学の行政処を見つけた。彼はあの行政処に入った。

 「すみません」

 青城は初めての景色で緊張した。

 「はい。どんな用に来ますか?」

 「あの、落し物を拾って、ここに戻すために来ました」

 「どんな物ですか?」

 「これです」

 青城は職員にあの学生証を見せた。


 「あの、失礼ですが、これはあなたの学生証じゃありませんか?」


 「はい?」

 青城は驚いた。

 「もう一度見てください」

 職員はあの学生証を青城に取り戻した。青城はその時こそ学生証の主人の名前を見た。

 「そ、そんな」

 青城あおしろみつる。それがあの名前だった。青城の名前と同じ漢字、同じ読む方だった。さらに写真は青城の顔と似た。

 「何でここに俺の名前が?」

 青城は高鳴る心臓を止めて欲しくなったが、自分の名前がある学生証を見ればむしろ脈が上がった。

 「あの、この学生証にある名前は僕のことですが、僕はこの大学の学生じゃありません。こんな状況ができますか?」

 「そうですか?おかしいですよね。私が学籍を確認します」

 あの職員は自分の席へ戻ってパソコンを操った。彼は緊張するみたい顔をした。

 「情報を確認します。あなたの誕生年月日はどうでしょうか?」

 「千九百九十七年生まれ、誕生日は七月十日です」

 「学籍と当たります。名前は何ですか?」

 「青城満です」

 「ふりがなも当たり、何の漢字ですか?」

 「名字は青春せいしゅんあお城主じょうしゅしろ、下の名前は満月まんげつまんです」

 「漢字も当たっています!これは私にも衝撃的な事ですよね。本当にうちの学生じゃありませんか?」

 青城は自分の学生証を落し物と言う人になった。彼は強く叫んで欲しかった。でも、事務所の中でそんな事は迷惑になるから他の職員たちが気付かなくほどに声を抑えた。

 「あ、ありえません!僕がこの大学へ支援した事は事実ですが、もう入学を不許されていました」

 「えぇ?本当ですか?」

 職員の慌てが顔に表れて青城に見えた。

 「では、もう一つの質問をしてもいいですか?」

 「はい」

 「あなたの出身高校はどこですか?」

 「青葉区立第一高校です。宮城県にあります」

 「当たっています!」

 「そんな…」

 青城は衝撃を耐えなく底へ座ってしまった。彼は頭には「当たっています!」ばかりに響いた。他の職員一人が青城に来た。

 「大丈夫ですか?」

 彼女は青城を立てった。そして青城を壁に地下着いたいすに座られた。

 「少し休んでください」

 彼女は自分の仕事へ戻った。だが、青城は何もできなかった。何が真実か、何が嘘かが分からなかった。彼はいすに座るままで状況を理解するために何度も何度も考えた。しかし、彼は何も理解ができなかった。

 「あ、もう!」

 数十分後、青城の感情が爆発した。先に学籍を調べた職員が青城に近付いた。

 「すみませんが、ちょっと落ち着けください」

 「分かりました。あの、今は何か僕の件について知っていますか?」

 「申し訳ありません。私も見つけた事がありません。もしかして、先にうちの入学処へ行きましたか?」

 「いえ、僕は落し物の件でここに来ました。それであそこには行く事がありません」

 「そうでしたら、まず入学処で自分が本当に入学を不許されたかを分かることが一番と思います」

 「分かりました。あの学生証は僕が持って行きます」

 「はい、どうぞ」

 あの職員は学生証を青城へ渡った。青城はあの学生証と一緒に行政処から出た。そして大学の広いキャンパスで彼はもう一度迷った。

 「何だ、この状況は?全然分からない!」

 青城の声がカャンパスに広げた。

 

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