続きを迷う

うまく表せないのだけれど、幼いときから持ち続けているこんな気持ちがある。


たとえば、すごく綺麗だと思った花とか。

心揺さぶられるイラストとか。


わあ、と思う。でもそれは「欲しい」とは微妙にちがくて。

ではなくて、なんというか、「ものにしたい」というか。


花はいくら心惹かれても摘んだら結局枯れてしまうし、わたしの力じゃ最大限に活用出来ないし。かといって育てたいとも違う。

素敵なイラストは、そのポストカードが欲しいのではなく、わたしがそれを描ける技術を持ちたい。そうして飾ろうというわけでもなく。


「わあ素敵」の、その続きを迷う。そういうむつかしい気持ち。

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