挨拶で

【4月12日】


林課長


お疲れ様です。アユミです。

今朝、社内で挨拶をしたのに気づかれませんでした。

私の声が小さかったせいだと思いますが、

でも、なんだかとても嫌な気分になりました。

挨拶一つでこんなに気分がふさぐなんて、

人間としての器が小さすぎるような気がして落ち込みました。

--

アユミ



【返信】

アユミ様


お疲れ様です。

人は、承認されたい生き物です。

一口に「承認」といっても、実は3つあるんだそうです。

 存在承認・・・その人の存在そのものを認める。

 行動承認・・・その人の行動を認める。

 結果承認・・・その人の行動の結果としての成果を認める。

ではここでクイズです。

 行動承認の具体例は「よくやった!」

 結果承認の具体例は「素晴らしい成果がでたね!」

じゃあ、存在承認の具体例は?

・・・正解は「おはよう!」です。

(もちろん「こんにちは」もOK)

言われてみれば、存在しない人に挨拶しませんよね。

挨拶を無視されたときにネガティブな感情を憶えるのは、

自分の存在を否定された気分になるからなのかもしれません。

自分も相手も気分良く一日が過ごせるよう、挨拶をしてみましょう。

--

ハヤシ。

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