女双劇破ゼスマリカ・ゼクスト

Act.07.5『次回予告』

ライカ「どもどもー！　えー、うちら『桜烏賊（さくらいか）』といいますねん。本日はよろしゅうお願いしますー」

サクラ「ちょい待て」

ライカ「そんなわけでね、今日も今日とて次回予告をやらせてもらうわけですけどもぉ……」

サクラ「待てやコラ！　なんで漫才調なんだよ、お前も関西弁で喋るキャラじゃねーだろ！？」

ライカ「えー、なんか口から屁をこいてますけどもねー」

サクラ「せめてマイナスイオンって言えよ！」

ライカ「ところで次回予告といえばね、毎回お決まりのセリフで締めくくるのが定番じゃないですか」

サクラ（俺渾身のノリツッコミはスルー！？）

ライカ「ああいう締めセリフがあったらいいなーと思って、僕もいくつか考えてきたんだ」

サクラ「お、おう。試しに言ってみろよ」

ライカ「『読んでください！』」

サクラ「直球だな！？」

ライカ「『読まねぇヤツは、お前の毎日使ってる歯ブラシで風呂掃除してやる』」

サクラ「倦怠期に入った妻の嫌がらせか！」

ライカ「『日本よ、これが女装だ』」

サクラ「全米が鼻で笑ってるわ！」

ライカ「『キミの熱い評価・感想を待ってるぜ』」

サクラ「生々しいわ！　どれも却下だバカ！」

ライカ「ああもう、結局なにも決まらないまま尺がそろそろ無くなりそうじゃないか」

サクラ「お・ま・えのせいだコラ！　予告もほとんど出来てねーし！」

ライカ「全くだ、もう君とはコンビなんてやってられないね」

サクラ「……お前それ本気で言ってるのか？」

ライカ「いや本気で言ってたらこんなに楽しく次回予告なんてやってないよ」

二人「………………」

サクラ「へへへへっ！」

ライカ「（プイッ）」

サクラ（えっ、なんでそっぽ向かれた？　今のってそういう流れだったんじゃねーの？　しかもなんか怒ってる……！？）

　次回『II.かけ算のチカラ』

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