ラブコメ×ミステリー この絶妙なバランス感覚が物語を引き立てるのです

 文芸部に所属する主人公は恋愛経験がないのだが、一念発起してラブコメの執筆に挑戦する。しかし、恋愛経験ゼロの彼はうまく書くことができない。そこに救世主が現れる。部長の口添えで女の子を紹介してもらえるのだ。
 目の前に現れた女の子は、なんと中学時代の同級生、しかも当時の学級委員長。そして美人さん。なんとうらやましいラブコメ展開!
 しかし、この物語の魅力はそれだけではない。ほぼ毎話ごとにチラチラと見え隠れするミステリー要素。これが堪らない!
 まずはラブコメ作品として気軽に読んでみてほしい。そうすれば、ボクの言わんとしていることが分かってもらえるはずだ。