秋の記憶

ファミチキをパニーニに挟んで

雲は秋晴れに流れる

少しだけ開いた襖の隙間から覗く

猫とジャンケンをする

「キミはいつも勝つからキライだ」

そう言いたげにのそーっと立ち去る

パレルモを地図で調べて

分度器を栞がわりに挟む


ほっとくとほこりまみれ

気がつくとほこりまみれ

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