頼んだから静かにしてくれ

別に知りたくないんだ

君が今何しているのか

誰か君の隣で囁いているのか


別に知りたくないんだ

君に惹かれたのは才能があったからだ

尊敬している


だから別に知りたくないんだ

君が今誰といるのか

誰が君の隣で囁いているのか


僕と同じ道を見て

遥か先にいた

遠くで僕の顔なんか振り返りもせず

ひたすら走り続けるから

溝なんか埋まらない


別に知りたくないんだ

君に惹かれたのは才能があったからだ

尊敬している


何万人もが君をいいねと言う

そんなことはくだらないね?

そうとも言えないね


だって君が才能は

君が魅力は台風の目のように

誰かを巻き込んでいるから


だから別に知りたくないんだ

君が今誰といるのか

誰が君の隣で囁いているのか


だから別に知りたくないんだ

君が今誰と噂になってるか

僕はこの少し暗い部屋で書くよ


君が歌ってくれるまで



今日も交通事故が起きたね

年金だって貰えないかもしれない

地震だって頻繁に起きてる


世の中には考えなければならない大切なことで溢れてる

だから特別君のことなんか知りたくないんだってば


だから別に知りたくないんだ

君が今一人でいるのか

君が笑顔で満ち足りているのか


(今のお気持ちは?彼女に一言!伝えたい言葉はありますか?)


少しは黙って

僕の曲を聴いてくれ


伝えたいことはもうとっくに伝えた


どうか一度でいいから

僕の曲を歌ってくれ




(新曲は彼女について書いたものなのでしょうか?……)








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