第7話 ホットサンド

お、お帰り。おばあちゃま、どうしてた?


そっか。その着物、おばあちゃまのだと思ってたけど、もしかしたらおばあちゃまのお姉さんのとかなのかな。


んー?いや、特に聞いたことないけどさ、間違えるってことはなんかそう思うきっかけあったんだろうなって。


ま、とりあえずお疲れ。夕飯さー、ホットサンドメーカー買ったから試していい?


やったぜ。


ふっふっふ。我が妹よ、刮目して見るが良い!これがホットサンドメーカー様だ!


子供用シャベルって・・・・・・うんまあ言われてみればね・・・・・・でもこの重厚感!このロゴのセンス!かっこいいでしょ?!


てきとーだなぁ。お姉ちゃん悲しい。


そうそう!そのレシピ本面白いでしょ!どれ試す?!


おお、バナナチーズとはお目が高い!私はそうだなー・・・・・・ハムエッグいってみようかな。


逃げじゃないですー。あえてシンプルな素材でこのホットサンドメーカーの良さを味わうんですー。


じゃ、作っとくから着替えといで。






お、素早い。んじゃ、お湯沸かしてお茶準備しといて。


あ、私はルイボスティーで。


ありがとー。はい、こっちバナナチーズね。


いただきまーす。


ん!んまい!


こうやって食べるとなんか特別な感じがする!遠足のおにぎり的な。


ねー。バナナチーズどう?ほほう。とろっとしたバナナをほんのりチーズの塩気が引き立てる・・・・・・明日それにするわ。


や、確かにこの組み合わせを普通にパンにのっけてトースターに入れればいいんだけどさ。こっちの方が手も汚れないし?トクベツ!って感じするじゃん。


あはは、なんだかんだ言って自分もやりたいんじゃん。よかろう、明日は君にホットサンド製作を一任しようではないか!


あっ、見て見て、アップルパイ風なんていうレシピある。これ良さそうじゃない?


いやー、こういうのなんて言うんだっけ、生活のうるおいだね。


うん、明日楽しみにしてる。

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