第2話 前へ進もう

草原に呆然と座り込みこれからどうしようか考えた。



何をするにもとりあえず《衣・食・住》だろう。もうすぐ夜になる。



……ここに居ても仕方ない、移動しよう。でも何処へ?




右を見る。うん、山だ。見た感じそんな高くない。見るからに岩山って感じだ。



左を見る。やっぱり山がある。こっちはかなり高い。緑が広がって食べ物を入手出来る確率はまだ高そうかな?



前方には草原が広がっている。果たして人はいるのだろうか?知的生物が存在するのなら集落くらいあるだろう。



後方も草原だが、森っぽいのが端に見える。自然の恵みを期待するなら左の山とどっこいどっこいかな。




うーん、悩む。とりあえずここは消去法だ。



まず右は切ろう。見るからに山が枯れてるし。期待薄だな。



とすると前方も外そうか。見た感じ延々と草原が広がってるみたいだし。




残るは左か後だけど……。


よし、決めた。振り返り森へと向かうことにした。


理由はないが勘で行こう。



そうと決まれば行動は早い。俺はひたすら後方の森へと足を進めるのだった。



だが足取りは徐々に重くなっていく。



腹減ったなぁ…


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