6冊目☆☆☆ デボラ・シモンズ著「悪魔の花嫁」

 勝手にレーティング:R18


 赤い騎士と呼ばれる恐ろしい騎士と結婚することになった裕福な領地の相続人の女性の話。

 中世イングランドが舞台だけど、この前に読んだ貴婦人修行と違って当時の不衛生な様子はまったく描かれていないのですんなりロマンス小説の世界に入っていけます。賢い設定のヒロインが初っ端から馬鹿っぽい行動をして度肝を抜かれるというか先行きに不安を感じましたが、ちょっと気分がころころ変わりすぎじゃないか?という程度で、中盤に差し掛かった頃にはヒーローの謎がいつ解かれるかで先が気になって仕方がない感じで、謎が解けた後も最後まで楽しめました。

 ヒロインが可愛くて良かったです。勝気ではあるけどヒーローのことが大好きだし、好意を素直に伝えるし積極的で……大変萌えました。

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