月夜に私は

月が綺麗な夜に 私は言葉を紡ぐ

まるで自分がトクベツであるかの様に

嫌われたくなくて いじめられたくなくて

普段は潜めている牙を出す


酩酊 自分に溺れて 感傷に浸って私

月に夢見る

月に兎がいればいいな


スポットライトの下で私と踊りましょう

さぁ 手を取って

今だけは何をしてもいいよ

だってみんな酔いのせい

みんな明日には忘れているから



月が綺麗な夜に 私は言葉を吐き出す

ほんとは自分はトクベツではないから

信じることなんて無駄だった

カーテンを閉め切って

明かりから目を逸らして現実を殺す


泥酔 自分に酔って 傷を抉って私

次の夢を見る

月に兎はいなかった


ブルーライトの上で私と踊りましょう

ほら 手を取って

今だけは何をしてもいいよ

だってみんな宵のせい

今日の私とはお別れだから

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