第41話 嵐は去る

 こんばんは。

 十日間という長いお休みが終わりましたね。

 私はずっと仕事でしたけど。

 というわけで、サービス業にとっては嵐のような休日が去っていき、ほっと一息。でも、まだまだシーズンは続くのです。京都は本格的に修学旅行の団体様シーズンに突入でございます。


 嵐といえば、風。私はほどほどの暴風が好きです。

 ほどほど、だけど暴れる風です。加減が難しいですね。

 どうして好きなのか、風が吹いてくるとワクワクするのです。子供の時からなのですが、理由はよく分かりません。

 あんまり強風だと息ができないので困りますが。

 うちの祖父は強大な風の集大成「台風」の時に、飛んできた瓦で失明してしまいました。ですから、強風好き~って気楽に言うのは本当ははばかられるのですが、そういうの抜きに考えると、やっぱり風が吹いているのが好きです。


 さて。

 春は突風がよく吹きますね。

 春嵐と言うのでしょうか。温かかったり、寒かったりの春って、風の吹き荒れる季節でもあります。

 冷たい冬を終えて、新しい季節になり、風がうなる。

 のどかなイメージの春の実態とは、風の舞う季節だと私は思っています。


 それでも、春嵐の季節はいつか終わりを迎え、今度は太陽のきらめく季節がくる。

 そうして、またそれぞれの美しい季節が巡っていく。

 春の嵐が去ると、夏の嵐が来るんで、結局嵐は続くってことになっちゃいますね。それもまた一興。

 嵐ではなくて、風を楽しめる日々が一番嬉しい今日この頃でした。


  

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