第32話 眼鏡

 こんばんは。

 最近、眼鏡の調子が悪いです。

 あ、眼鏡が悪いんじゃなくて、私が悪いんですけど。


 事の始まりは、前をよく見ず歩く癖があることにあります。

 前を見ずに進んで行って、前を見た途端に壁にぶつかる、とか、上を見なかったばっかりに角に頭ぶつけて眼鏡が飛ぶ、とか日常茶飯事なので、私の眼鏡は傷だらけ。ついでに私も傷だらけ。

 でも、視界が悪くなるのが嫌いなので、こまめに磨きます。


 磨く、と言っても眼鏡拭きは家の引き出しの中なので、そこらへんのハンカチやら自分の着ているシャツやらで、です。

 ほんまはアカンらしいんですけど、身近にあるもんで拭けるのなら、それがベストだと思っています。

 レンズに傷が増えるって感じもしないし、大丈夫かな、と思っていますが、もしも誰かに説得されてレンズに傷が増えるからって言うのなら止めとこうと思います。


 さて、そんな眼鏡生活者の私ですが、学生時代は2.0の目が良いことしか自慢できないような視力を持っていました。

 電車の車両の端から端までの吊革広告の文字が見えるのは言うまでもなく、だいたいドアを挟んで次の車両の広告も読めました。そう、自慢です。いや、過去形ですね。自慢でした。


 それが、今やどうでしょう?

 裸眼でははっきり見えない。まあ、ぼんやり見えるので、眼鏡がないと生活できない程ではありません。

 コンタクトは怖いのでしませんが、顔がむくむので長時間眼鏡かけていると辛いから外すことが多く、外で眼鏡なしに人に会っても誰かわからない。

 迂闊に声をかけようものなら人違い率高し。

 これも良くないらしいです。かけたり、はめたりは目が悪くなるそうです。

 

 ほんまに、裸眼で見える世界が恋しいです。

 とはいえ、今更なことなので、眼鏡を楽しむことにしたのですが、今の私の眼鏡は五代目。みんなぶつかった時に壊れて、修繕するより買う方が良いですよってんで、買い替えたものです。


 でも、よく考えると、買い替える度に、度がきつくなっている。

 最終どこまでいくんだ、と不安になりますが、私の兄は小さな頃から、それこそ瓶底眼鏡と言われる眼鏡なしでは暮らせない視力の悪さで、大変やなあ、と思ってましたが、今の眼鏡は薄いし丈夫ですよね。そう心配することもないのかな。


 目は心の窓。眼鏡は生活の要。

 もっと目と眼鏡を大事にしようと思った今日この頃でした。

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