宿屋の倅、時空間魔術に目覚める √F

霧嶋 透

1-1 幼馴染と義妹が勇者様に奪われました

※1話目のみ寝取られっぽい描写があります。しかもヘイト解消は将来的にありますが、かなり先になります。

なので次の冒頭にあらすじをまとめておくので、嫌いな方は読み飛ばして頂ければと思います。

※1-13までなろうと同じで1-14から展開が異なります。





「どうしてこうなった」


 俺は凡人だ。


 農村にあるしがない宿屋の息子だった。

 将来は宿屋を継いで、奥さんと一緒に村で唯一の宿屋として平坦な一生を送る予定でいた。


「あらためて本名で名乗ろうか。殲滅者の赤を頂く“紅蓮騎士”ファトム・ゲーリックだ」


 それが何故、隣国にして敵国である教国、その最高位に存在する一騎当千の七人騎士。

 その一人である赤いウェーブの掛かった髪を肩まで伸ばした壮年の男、紅蓮騎士に不敵な笑顔を向けられているのか。


「――見習い冒険者で、ヴォルティスヘルムの学園の一年生、ロックです」


「…………その自己紹介には大いに納得し兼ねるが、まぁいいよ。よくもやってくれたねこの惨状。そして“あの力”。君を正しく推し量れなかったのは、今回の失敗の最大の要因だ……ただ」


 紅蓮騎士は全身に複雑な模様が描かれた甲冑を纏い、真っ赤な魔法陣の描かれた分厚い何製か分からないグローブを両手にはめ、その右手をこちらに向けた。


「貴様はこの都市ごと消し去る。我が殲滅者と呼ばれる意味を教えてやろう、イレギュラー」


 向けられた敵意に、俺の左目に映し出されている時計がその動きを止める。


 本当にどうしてこんな事にまでなってしまったのか。


 だがそもそもの原因は思い出すのも憚られる。


 なにせこんな事になった俺の人生最大の二つの転機は、どちらも稀に見る人生最悪の出来事であったからだ。














「ロック。私これから勇者様と一緒に世界を救って来なきゃいけないの」


 長いブラウンのポニーテールを垂らして俯く天真爛漫な美少女――俺の憧れにして、初恋の相手。そしてぼんやりと結婚の約束をした幼馴染のリビアはそう言った。


「…………なんでリビアが?」


 自宅である宿屋の食堂で、俺は対面に座る彼女に声を絞り出した。


「勇者様を……ううん。レオン君を側で支えてあげたいの。スケベでだらしない所もあるけど、レオン君は本物の勇者様なのよ。私が勇者になりたかったのは知ってるでしょ? でも私は偽物だった。そんな私にレオン君は『俺の側にいろ。一緒に来い』って言ってくれた。だから、私は勇者の共の“剣の聖女”として、他の女の子達と一緒になって彼を支えてあげたい。だからごめん、卒業したらロックと一緒に宿屋を手伝うって話は無理なの。でもロックなら、分かってくれるよね?」


 勇者レオンのパーティーメンバーの五人は全員が見目麗しい女性だと聞く。当然、戦闘能力も疑問が残る編成らしい。

 世の男性陣からはやっかみを込めて、勇者のハーレムメンバーと揶揄されるくらいだ。


 だが勇者一人で全てを蹴散らせる実力があるので、誰も文句を言えないし、聞かないのが現状だと聞く。


 その固定メンバー以外も含めれば十人以上いると言われる、勇者の取り巻き達の中の一人自分が愛している少女が、自分との将来を蹴って進んで入りたいと言うのだ。


 俺のメンタルは崩壊寸前だ。

 さらにリビアの隣に座る義妹のシェリーの言葉に追い討ちをくらう。


「私も同じです、兄さん。リビア姉さんの手紙を読んでいた時や、初めて会っていきなり胸を揉んできた時、勇者様は本当に最低の男だと思いました。けど、王都で彼と一緒に行動し、気付いたんです。彼こそが本物なのだと。だから滅んでしまった“一族の悲願”を成す為に、私は勇者様と共に行きます。なので私も兄さんと約束した宿屋を継ぐ事は出来ません。それに……」


 綺麗な長い白髪をした小柄な人形の様に美しい少女、俺の義妹であるシェリーまでもがそんな事を言う。

 そして彼女は周囲に聞こえない様に怒りに満ちた小声を呟く。


「………………兄さんは、偽物でしたから」


 俺は思わず顔をしかめる。


 彼女の一族はかつて先代の勇者に助けられ、その恩を返す為に勇者に尽す事を掟にまでしまった者達だったらしい。

 特に女子は勇者との子を産む事を悲願とし、期待されていた。

 ただその一族は殆どが貴族の争いに巻き込まれ処刑されてしまい、その生き残りであるシェリーを何故か宿屋の父さんが拾ってきて、自分の娘にしてしまったのだ。


 そんな彼女に、父さんが「息子は勇者だぞ」と嘘を吹き込んだせいで、彼女は義兄である俺にベッタリとなった。

 どうやら当時幼かった彼女にも一族の勇者史上主義は受け継がれたらしく、何をするにも俺を優先してきた。


 そのせいで当時から同じく俺にベッタリだったリビアとは、俺を巡って喧嘩していた。

 よく村の奥さん達に「ロックはモテモテねぇ~」とか「浮気は駄目よ?」なんて言われたくらいだ。


 だが二人は王都で勇者の条件と言われる“アイテムボックス”と“超越者”の二つのギフトを持つ、レオンという俺とは違う本物の勇者と出会い心奪われ、俺が偽物だという事に気付いたのだ。


 思わず奥歯を噛み締める。

 父さんはなんであんな嘘を吐いたのか。いや、それを形だけで本気で否定しなかった自分も悪かったのか……。


「それで、君の幼馴染と義妹は勇者レオン様と共に生きる事を望んでいる様だけど、君は構わないよね?」


 俺達のテーブルを囲む様に見ていた神官が嘲笑を浮かべて尋ねる。

 俺達の周囲を取り囲む大人達、光の神殿の関係者や、彼女の親である村長までもが無言の圧力をかけてくる。


 彼らは知っているのだろう。俺とリビアが婚約の約束をしたのを。


 つまり、当然彼女とは別れるよな? と。


 ――。


 まぁ、いろいろと思う所はあるが、リビアに関しては彼女が三年前……“剣の聖女”と認定された時からこうなるのではと、何となく分かっていた。


 村で唯一の宿屋の息子である俺と、村長の娘であるリビアは小さい頃から一緒だった。

 特に彼女は村一番剣が上手く、大人顔負けの技量を持っていた。

 そんな彼女に憧れ、美しく成長した彼女に俺が恋心を抱くのは必然だった。そして彼女も満更ではなかったらしい。


「しょーがないなぁ。ロックだけじゃ宿屋も心配だし、勇者になって魔王を倒したら一緒に宿屋をやってもいいよ?」


「わっ、私も兄さんの宿屋を手伝いますから! ……むしろリビア姉さんは帰ってこなくとも別にいいですから」


 そうポニーテールを揺らし笑顔でリビアに言われ、即座にシェリーまでもそう主張したのが三年前だ。

 たぶんあの頃が俺の幸せの絶頂だった気がする。

 父さんからも宿屋をいつか継いで欲しいと言われ、リビアともシェリーとも約束をした。それだけで俺は満足だった。


 けれど事情が一変したのはその直後、十ニ歳となり慣例に従い神殿で王家の協力の下、能力鑑定を行った時だ。

 この時、リビアは自分にはきっと“アイテムボックス”と“超越者”のギフトがあると自信満々だった。


「こっ、この子は剣の女神様の加護を与えられているぞっ!?」


 だがリビアを鑑定と呼ばれ力で調べた王族の一人はそう叫んだ。

 それは勇者ではなく、勇者と共に世界を救う七人の聖女の一人の証明であった。それから彼女はまるで王族を扱うかの様な対応となり、天上人になってしまった。


 一方俺は何のギフトも加護も魔術もなかった。

 これを聞いた時にシェリーは落ち込んだ顔をしたが、すぐ笑顔で取り繕ったのが今も印象に残っている。


 当然、それからリビアとは会えず一月程経ってから、“剣の聖女”としてリビアが大観衆の中でお披露目された。

 さらに彼女の隣には、同い年の綺麗な顔をした生意気そうな黒髪の少年レオン――新たに発見された勇者様と共に王都の学園に通い、近衛や各神殿長から指導を受けると発表された。


 寝耳に水の話だったが、その日の夜にリビアはやってきて俺に謝った。


「聖女様なんて無理って断ったんだよ。それに勇者の加護を持つ男の子もなんか偉そうな感じだったし。でもお父さんもお母さんも、必死で……何より私は勇者じゃなかったから。だから三年だけ、三年だけ聖女として頑張ってみて、そこでもう一度決めればいいって」


「じゃあ、三年後に戻って来れるの?」


「うん。王都の学校に勉強しに行く様なものだから。あ、その間、シェリーに変なことしちゃ駄目だよ?」


「しっ、しないって」


「絶対だよ? そうしたら帰って来た時、何でも言う事を一つ聞いた上げる」


「――あ、うん」


 それから彼女は他の勇者や聖剣、賢者達と共に王都で学校に通いつつ訓練を受ける事となった。


 一方の俺とシェリーは村へ帰り、宿屋を継ぐ為に父の仕事を手伝っていた。


 その間にも毎月の様にリビアから手紙が届いた。


 内容は王都でのこと、訓練のこと、聖女のこと等だった。そして最後に必ず長々と勇者の少年、レオンに対する文句と愚痴が書かれていた。


 どうやら勇者レオンは彼女に気があるらしく、しつこく口説いてきたり、さらには胸を触ったりしてくるらしい。

 けれど当のリビアがそういった軽薄な態度や偉そうな物言いが嫌いで、怒っていた。

 彼女の憧れの勇者様とは似ても似つかないと。


 だから俺もこの時は安心していた。


 だが一年を過ぎた頃だ。


 ある月を境に、段々とレオンに対する愚痴や文句の後にフォローが入る様になった。


 それからも愚痴や文句が減り、時折彼への賞賛まで書かれる様になった。


 それに嫌な予感を覚えるも、危険と旅費を考えて会いにいけない俺はどうする事も出来なかった。

というか、実際に行こうとして野盗に襲われ、巡回の騎士達に助けられてシェリーと父さんにこっ酷く叱られた。


 結局それから大人しくしていた俺の元に届く手紙の内容は、危惧した通りレオンの事ばかりになった。レオンがモンスターから守ってくれただの、レオンが教官の近衛騎士を倒して凄く格好良かっただの、この頃になると彼への賞賛と憧憬ばりになった。

 時折見られる文句や愚痴も彼が他の女の子に色目を使っただの、また別な女の子とイチャイチャしていただのと、明らかな嫉妬ばかりだった。


 ――まるで勇者様に恋する乙女。


 自分より強くて誰より美しい幼馴染が最初はあんなに嫌っていた自分以外の男に憧れ、心酔していく内心を見せられ俺は仕事も手につかない程に憔悴した。

 もちろん、返信では何度も勇者に対する不信を訴えだか、逆にロックはレオンに会った事がないから、レオンに嫉妬しているから、レオンは勇者様なんだからロックとは違うんだよ、と無自覚に心を抉ってくる様な言葉ばかりが返ってきた。


 その手紙にシェリーも憤慨していた。


「こんな女、兄さんと一緒になるべきじゃない。こっちから振ってやりましょう」「それに女の子のお尻ばかり追っているレオンとかいう勇者も、本物だとは思えません」

 そういって毎日、毎日、怒っていた。


 そして今度は彼女が十ニ歳となり王都で神殿で能力鑑定へ向かった。


 その時は「私があの馬鹿女の目を覚まさせてきます」「偽勇者の正体も暴いてやります」と宣言し、意気揚々と旅立った。


 だが事態は彼女の思惑通りにいかなかった。


 なんとシェリーまでも光の女神の加護を授かっていたのだ。


 おかげで彼女も王都でリビア達と一緒に学ぶ事になった。ただ本人は数ヶ月で辞めて戻ると手紙で宣言していた。


 それからシェリーからも手紙が届く様になったが、やはりその内容は辛らつなものであった。


「初対面で胸を揉まれた」だの「訓練をサボって女の子と遊び歩いている」だの「俺の女になれと言われたので、股間を蹴ってやった」だの酷い話が書かれていた。


 だからいくら何でもシェリーがこんな男になびくとは思えず、あまり無理をするな、なるべく早く帰って来いと書いて送っていた。


 けれど、いや、やはりと言うべきか。


 シェリーの手紙は文句ばかりのままだが、一向に帰って来なかった。

 手紙の内容は相変わらず文句や愚痴ばかりだが、その手紙にも「私がしっかり見張らないと」「何とかして更正させなければ」「セクハラだけでも治さないといけない」と、いつの間にか彼女がまるで、レオンを本物の勇者だと認めているかの様な内容に変化していった。


 そして気付くと一年が経ち、彼女が帰ってくる気配は全くなくなっていた。


 その頃になるとリビアからの手紙は年に一つ届くくらいになっていた。

 シェリーの手紙も三ヶ月前に貰ったっきりだ。


 しかもその手紙の最後には「…………兄さん。もしかしたら、レオンは本当に勇者様なのかもしれません」と絞められていた。


 二人からの手紙はそれきり届かなくなった。


 そして半年が経ち約束の三年目。


 最愛の幼馴染と義妹は帰ってくるなり、あんな偉そうでえっちで軽薄そうなヤツ、と嫌っていた勇者様に、傍目からでも分かるくらい心底惚れ込んでいた。

 その他大勢の取巻き女の一人になっても良いと言うくらい。


「ごめんね、ロック。ロックと一緒に宿屋をやるのが嫌になった訳じゃないの。でも私達には使命がある。だから今は世界を救う為にも勇者様の事を支えたい」


「すみません兄さん。けど、レオン様は本物の勇者様だったんです。私が生涯を捧げなければならない相手だったんです。だから私の全てで彼を支えようと思います」


 分かっていた。

 手紙の時点で。だから覚悟は決めていた。王都に行けなかったのも俺が弱いからだ。彼女達を繋ぎとめられなかったのも俺に魅力が足りなかったからだ。


 俺は泣きそうな顔を隠し、努めて笑顔を作って彼女達に言った。


「分かったよ。俺はこの村で宿屋をやりながらだけど、勇者様の旅路が安全なものになる事を祈っているよ」


「ありがとうロックっ。絶対、絶対レオン君と一緒に魔王を倒すから!」


「っ……兄さん。必ずあのレオン様を更正させて、立派な勇者様となって貰える様に頑張ります」


 そしてその日の夜、二人の旅立ちを祝して父さんを含めた四人で宴会をやった。

 その翌日、二人は神殿関係者を連れて勇者の元へ旅立っていった。


 その背中が見えなくなった後、俺は父さんに肩を抱かれて泣き崩れた。







 ――と言うのが一つ目の最悪な出来事。


 そう。それがまだ“一つ目”なのだ。しかも俺としては、こちらの方が辛い。






「お前、学校に行け」


 その失恋から数日後、父さんが突然そんな事を言った。


「なんで?」


「そんな辛気臭い顔で接客されちゃ困る。あと、嫁さんを探して来い」


 と、とんでもない事を言ってきた。


「いやいや、一体いくら掛かると思ってるの? それに僕がいないと問題じゃ――」


「別に体力の掛かる仕事は俺が全部やっているし、お前が料理や洗濯を担当する前は俺がやってたんだ。それに村長から今回の件で口止め料が出たんだよ。前みたいな無茶な移動じゃない。ちゃんと護衛のついた馬車だ」


 なんと、元婚約者という醜聞を消す為にそこまでするのか神殿は。


「交易都市のヴォルティスヘルムの学園がいいだろう。王都の学園より劣るが、六大学園の一つだし、いろいろ勉強になるはずだ。行って来い」


 結局、俺はその次の月にはこの国の八都市の一つにある城郭都市ヴォルティスヘルムにある候立ヴォルティスヘルム学園へ入学し、そこで寮住まいする事になった。


 とはいえ宿屋の息子にしてギフトも加護も持たず、魔術や魔技も使えない凡人。


 一応遊びで剣を振るった事はあったけれど、本格的な訓練などした事がない。宿屋の仕事も洗濯や水汲みなど体力を多少は使うが、だからと言って戦闘で活かせるとも思えない。そもそもリビアにも勝った事がないのだ。さらに魔術について魔の字も知らない。


 なので当然、一般科クラスに入る事になった。

 入学した当初はこのクラスにいるだけで周囲の他の学生達からは馬鹿にもされた。

 当然、嫁さんなんて探す術もない。


「とりあえず宿屋の経営に役立ちそうな知識勉強させて貰うけどね」


 ただ一般科と言っても、学業の内容は多肢に渡り、クラスには商人や冒険者の子供なんかもいたので、いろいろと知識を増やす事は出来た。


 そんな忙しくもそこそこ有意義な、しかして女っ気のない学園生活を送り始めて数日したある日。


 唐突にその報せは舞い込んだ。


「ロック君、ちょっといいかな?」


 教鞭を取るユーノ先生に呼び出され、人気のない所に案内された。


「冷静に聞いて欲しい」


「なにをですか?」


「君の出身地の村が隣国に攻められ、全滅したらしい」


「――えっ?」


「君のお父さんとも連絡がつかない。ただ襲撃の直前、お父さんが行商人に伝言を残したみたいなんだ。その手紙がこれ」


 ユーノ先生が神妙な顔でその紙を広げた。


“もし俺とこの宿に何かあったら、悪いが学費は自分で稼いでくれ。そして出来ればこっちに戻らず、そっちで仕事を見つけてくれ。残念だが宿屋は諦めろ”


 開いた口が塞がらない。


 幼馴染と義妹を勇者に奪われてから半年、今度は実家と仕事、そして唯一の肉親が行方不明になってしまった。


 そんな俺を伺う様にユーノ先生が尋ねる。


「と、言う訳なんだけど……どうするんだい?」


 どうって……。


「どうしよう」





 ――これが二つ目の最悪。


 そしてこの二つの最悪が起きた事で、俺の人生は当てもなく、加速度的に転がっていく事になる。

けれど、それは暗転ではない。

 自分の中にあった世界でただ一人の“それ”に目覚める事は、決して不幸な出来事ではなかったからだ。


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