頑固になりたい

難しい…です。小説。

直近で書いた掌編は全部会話文で、心理描写がほとんどないですよね。

だから一回読んだだけじゃ「????」ってなっちゃうと人もたくさん思うんですけど。

書きたくないんですよ!!心理描写!

だって物語に出てくる子たちは相手の心理なんてわからないでしょう?

僕たちだって普段話している相手が何を考えているかなんてわからないじゃないですか。

それを本を読むときは僕たちだけがわかるなんてずるいと思うんです。

僕は、読者さんに相手は何を考えているんだろう、って思うように物語を読んでいただきたいんですよね。

物語に入り込んで読んでもらいたいから。

だから掌編とか、それっぽい詩では、できるだけ心理描写を省いてるんですが。

でもやっぱり、ぐらつくんです。

特に今回のように、同じテーマで物語を書いてたくさんの共感を集めている人を見ると。

すごいなぁ…僕もこんなに…なんて思うのです。

でもやっぱり曲げたくないのです。

だけどでもぐらつくんです。

だからなんていうか、僕が書いた小説のここの部分はこういうことを言いたいんだよ!!

とか

ここはこういう意味なんだよ!!

っていうのをまとめた解説を作りたくなるんです。

やっぱりそういうものを書いたほうが、読者さんも、「あ〜そういうことか!」ってなると思うし。

ってかその思いがはみ出て「街角で。」で、そういう感じのものを書いちゃったんです。

やっぱり気づいてほしいことがあるから。

でもやっぱり、書きたくないんです。

なんていうか、常に「先が知りたくなるエンディング」である文が書きたいんです。

ほんとに難しいです。

つまり、その…「僕が伝えたいことを直接的には一切書かずに」それを伝えたいし、それで僕が思ってたこととは別のことが伝わってたとしても、それでもいいんです。それでもっていうか、それいいんです。

だからこそ、僕が何が伝えれたかを知れる感想が、とってもありがたいんです。

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