夢のカタチ

天崎 瀬奈

プロローグ

それは多くの人間が寝ている間に見る物。

日常的なものから非日常的なものまで、自分の中の願望、希望、

日頃から無意識に想像してる自分の中にあるもう一つの世界。

もしもなんでも夢のかなう場所だったら

もしも魔法が使える世界だったら

もしも自分が世界を救うヒーローだったら

そんなふうに思うことが願うことが実現されるのが夢である


だがその多くは、朝、目が覚めたその瞬間に終わりをむかえる。

いつも通りの毎日がそこにはある

魔法も何もない現実が

人によっては辛く

人にとっては幸せな

そんなほろ苦い毎日が待っている


それがこの世界だ

それがこの日常だ

それが僕たちの毎日だ



何も変わらない

明日というのは変わることがない

何の変化もない

その人にとっての当たり前が続く

夢は現実になんの影響も及ぼさないなんてよく言うが。

それは本当だろうか。







ではもし










その夢が現実になったら、、





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