阿呆とバカではどちらがたわけものか(シーズン4-5)(いや、もっと)

灘乙子

ぱんぱんの紙袋(まえがき)(別に読まんでもいい)

 浜の真砂とたわごとの種は尽きねえコスタモール二色の浜なのである。


 恥ずかしながら戻ってまいりました、とぱんぱんの紙袋を両手に提げて戸口に立っているわたしの姿を想像してくださればよい。袋の中身は投げ売りのアウトレット品と、大量の駄文である。


 2016~17年の夏まで約一年間、こちらに大体週一で、心に浮かぶよしなしごとを晒してきた。おおもとは、わたしが約二十年前から友人各位にメールで配信している迷惑文書である。(この、ギャランティーの一切発生しないアマチュア活動ていうか変態行為をもキャリアとして勘定に入れていいのなら、執筆歴だけは無駄に長いといえる。)その中から、公序良俗に反しないものを選んで公開していたのだけれども、先に申し上げた通り、2017年の八月末に公開を停止して、その後アカウントも一旦は取り消した次第である。

 お得意様もちゃんといたのにそうした理由、またこのように再開した理由はこもごもにないではないが、確たる言葉にできるわけでもない。まあ、「およそ語られるものは明瞭に語られうる。語り得ないものに関しては、我々は沈黙しなければならない」と言った有名な哲学者もいるのだから、わたしもそのオッサンに従ってこれ以上は触れないでおく。


 2015年から18年の夏までに書いたものは、ちょこちょこ選んで、「シーズン1~3:どびんちゃびんはげちゃびんの巻」ということにし、https://kakuyomu.jp/works/1177354054887731454にまとめてあるので、お読みいただければ幸いである。本編はいちおう、18年夏以降のシーズン4、ということになる。副題としては「すかたんの巻」あたりを考えている。べつに「ぽんつくの巻」でもいいし「ダボハゼの巻」でもかまわない。とりあえず、間抜けな日々の話である。役には立たない。しかしすかたんとぽんつくもアレなんだけど、いったい、ダボハゼって罵詈はなんなのか、ダボハゼってハゼなのか、そういえばオタンコナスだってナスなのか、今わたしが一番興味を持っているのはそこである。ていうか今書いていて興味を持ったのである。


 それではよろしくお付き合いください。

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