犬蓼
香辛料としてタデ酢などに使用されるヤナギタデに似ていますが、葉に辛みがなく食用にならないことからイヌダテとよばれているようです。
夏から秋の初めにかけてさくイヌダテは、カマンマとも呼ばれ、赤飯に見立てておままごとでも使われてきました。紅葉したイヌダテの葉は、それはそれは見事な蘇芳色に染まります。
紅色に染まったイヌダテをハーバリウムに入れたらさぞかし美しいでしょう。そう思ってイヌダテのハーバリウムを作ってみましたが、見事に1週間ほどで退色しました。退色したあとのイヌダテは白く、中に入った実が透きとおってみえます。
ただ、仲間のオオイヌダテの中には白い花をつけるものもあります。イヌダテより大きなタデ科のオオイヌダテはハーバリウムにしても色がもともと白いせいか、種が透きとおって見えるぐらいの変化しかありません。
また、同じダテ科の植物にオオケダテと呼ばれる帰化植物があります。在来のタデ科よりも大きなオオケダケは東南アジアから江戸時代に園芸用として持ち込まれたものです。山の林などに生えるオオケダケは赤紫色の美しい花と実をつけます。ハーバリウムにしてもオオケダケは退色することはほとんどなくその美しい色を保ち続けます。
オオケダケの花は硝子ドームのメインにしても可憐で華がありますし、実はメインの花に添えても美しい赤紫でその存在を引き立てます。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます