謎が解けた気がしました。

文庫本を本屋さんで手に取った時、本の上部が茶色く変色している
ような古い版でも定価で売られているのは普通です。その本の価値は
刷られた時といつまでも同等ではありません。値段では表せない価値の
上がるものと下がるもの、それはいつも変動しているのだと思います。
だから出版業界はどれほど低迷しているようでも強気なのだと思って
いました。生鮮食品業界だったら、変色したようなのはすぐ売り場から
撤去されるでしょう。

これを書いた方の出版業界でデビューするという堅い決意には本当に
頭を垂れて敬意を示すより他できることがなく、自分が公募で選ばれ
なかったことにも「つまらなかった」以外に何か理由があるのでは
ないかと思わせて下さいました。いや、つまらなかったんでしょうけど、
書きたいことがそれだったので仕方ありません。

デビューはできなくてもいいです。と言うか、こんな努力は私には
とてもできません。多分決意が甘いんです。

それでも100%で書いていたい。

私にはそれしかできないから、それでいいかなって思いました。

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