第5話 言葉遊び「かんせい」

私の感性は揺り動かされた慣性のままに流れて閑静な場所を通り過ぎ管制を失った歓声の渦巻く人の群れへと吸い込まれ官制の思惑通りの完成へと導かれていった。


同音異義というやつですね。

それを組み合わせて言葉にする。

オヤジギャクのようですが、そんな楽しみもアリだとは思います。

大喜利みたいな楽しい方が良いのかもしれませんが。


寛政八年、閑静な長屋に寛正は産まれた。そして成長した寛正は画期的な乾性油を見つけ出すことで木材の寿命を延ばすことに成功していた。歓声鳴りやまぬ中、披露されたその建屋だが官製のものとされ寛正が表へと出ること無かった。付随した建屋を含め完成間近と思われる頃に寛正は肝性脳症を患い、負の慣性に逆らえずに眠りについた。ただし寛正の感性は脈々と受け継がれ今ではKanseiとして国際ブランドにまで発展している。


だから何?って感じなんですけど

そんなところです。はい。

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