脳MRI検査と大腸CT検査

*お食事時は、お読みにならないことをお勧めします。

*未診の方の参考になりましたら幸いです。

 

 7月末の人間ドックは無事に終わり、医者からは「紹介状無しの数値」の評価をいただきましたが、思うところがあって、2つのオプション検査を申し込みました。

 最後の発症から10年くらい経ちますが、20歳代からの群発頭痛持ちだったことと、ここ何年か、物忘れがひどくて、脳がスカスカしてるのでは?ってことで脳MRIを。あと、親父も何度か受診していた大腸の検査を。ただし、内視鏡なんてとても考えられない私はビビッて負担の少ない(と書いてあったので)CT検査にしました。


 MRIは、今まで、何度か経験があるので、今回も、あの轟音の中でもウトウトしているうち終わりました(^^; しかし、MRIのあの音って、なんであんなにうるさくなるもんなのでしょうかね…


 さて、問題は、大腸の方です。

 負担が少ないといえ、それなりの準備と覚悟が必要でした。

 まず、検査二日前の夜に、錠剤の下剤を飲みます。

 検査前日は、あらかじめ渡されていたレトルト検査食を朝昼夕に食べます。

 朝は、中華がゆとコーンスープ、昼は、カレーライスとコンソメスープ、夕は、親子丼とお吸いもの、それだけで、他に食べてはいけません。コーヒーも牛乳もダメです。アルコールももちろんダメです。良いのは、水とお茶のみになります。お腹は減るし、口寂しかったので麦茶を3リットル飲みました。

 そして、毎食後にバリウム製剤と植物繊維水を飲み、夕飯後に、本格的な下剤を水に溶かして飲みます。

 検査当日の朝は、水だけを飲んで検査まで何も食しません。


 オプション検査とはいえ、結構な検査料を払っているせいか、検査場では、他のドック利用者が大挙して待っている間を優先的に進めてくれました。

 更衣室で、紙パンツと前合わせ浴衣みたいな検査着を着ます。「紙パンツの穴が開いている方をお尻にして履いてくださいね」と若い看護師から言われて神妙に返事をしましたが、私の方はすでに心の中が恥ずかしさで真っ赤になっています。

 医者からの簡単な問診を受けた後に、ベッドに横たわり、直腸診を受けます。「じゃあ、ちょっと… ごにょごにょ」と言ったかと思ったら、紙パンツの穴の開いたところから医者の指が入ってきました。

「あ… 」とは言いませんでしたが、心の中では「うぎゃああああ」と叫びました。

 やはり、身体の中にモノが入ってくる、ってのはダメです。だから、(失礼ながら)私は女には到底なれません。

「はい、異常なし」と医者が言い、ホッとしましたが、その後、腹ばいになってお尻に注射を1本打たれました。「腸の働きを弱める注射ですよ」と先程の若い看護師さんが言いました。お尻に注射されるなんて、保育園時代以来です。また、心の中が恥ずかしさで赤くなりました。


 その後、程なくしてCT検査室へ。

 今度は、私よりもお年を召した看護師が「お尻をこちらに向けて寝てくださいね。ホースを入れますよ」と言って、先程、医者が犯したばかりのお尻の穴にホースをぐいぐいと突っ込みました。これは、CTで撮影できるように腸に炭酸ガスを送り込むことでお腹を膨らませるんだそうですが、これが、最大にキツかったです。いえ、突っ込まれる衝撃じゃなくて、お腹に送り込まれた炭酸ガスがお尻や腸を刺激して、おならが出そうになるんです。いえ、おならだけならいいけど、下剤でそのほとんどを排出しているとは思うものの、残っているかもしれない便も一緒に出るんじゃないか??っていう恐怖との戦いです。

 CT自体は、仰向けと腹ばいの体勢で4回撮影するだけなので5分くらいで終わりますが、ほんとに、もう、おならが出ないように踏ん張ることに意識を集中させなければならず、時間の経過が遅く感じました。


 無事に検査を終えて、服に着替えて、待合ロビーに行くと、受付の人に呼び止められて支払いを済ませました。高額支払いで優先順位が最上位だからでしょう(笑)

「どうですか~大丈夫ですか~?」と受付嬢が自分のお腹をさすりながら私に聞いたのですが、さすがに、上記のことを受付嬢に話してもしょうがないので頷くだけに留めました。仮に、大丈夫じゃないです、と答えたら、受付嬢はどんな対応をしたのか試せばよかったと後で思いました(^^;


 検査結果は3週間後です。ポリープ等が見つかったら、今度は内視鏡検査の紹介状付きで検査結果が届きます。

 検査結果如何にかかわらず、レポートはこれだけにとどめておくつもりです。


 検査後、三日前から考えていた炒飯大盛りを食べ終えて、これを書き終わりました。

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