2019年4月

夜はなぜ暗くなるのか?

 昨日のNHKの『チコちゃんに叱られる』で出題されたものに、Qどうして夜は暗くなるのか?というお題がありました。

 巷の通行人は「太陽が隠れるから」と答えていましたし、私も「太陽の光が射さないから」と思いましたが、それは、“ボーっと生きてんじゃねーよ”の答えでした。


 正解は、「宇宙にはてがあるから」というものでした。

 宇宙は今も膨張し続けているそうですが、それには果てがあるそうです。もしも、地球から見える星が無限にあるならば、星と星の間に星が埋め尽くされて明るくなってしまう。星に限りがあるからこそ夜が暗くなる、と佐治晴夫博士が言っていました。

 佐治晴夫博士は、自身が作った絵本(絵:井沢洋二)を読んだり、NHKが作ったアニメーションを用いたりしながらこの説明をしていて、確かに、それを見ると、ゲスト回答者の南キャンの山里亮太みたく納得、しそうになったのですが、やっぱり、腑に落ちない点がありました。


 佐治晴夫博士は、かのボイジャー計画に携わった一員で、ボイジャーに積み込んだゴールドレコード(地球の生命や文化の存在を伝える音や画像が収められていて、地球外知的生命体や未来の人類が見つけて解読してくれることを期待しているもの)にバッハの曲の収録を提案した人です。

 太陽以外の恒星までは、地球から1.6光年離れていて、ボイジャーがそこに到達するまでは4万年くらいかかるそうですので、一番近い恒星の知的生命体がこのゴールドレコードを手にしたときにも、この地球が元気にいることを望みます。



 さて、チコちゃん、ですが、太陽系が属する銀河系宇宙には2000億個の恒星(太陽のように自らが燃えて光っている星)があって、そのような銀河が1000億個あるのだそうです。ということは、2000億個×1000億個の恒星があるわけで、それはそれはとんでもない数に間違いがなく、肉眼で見える夜空がどんなに広くても、一つ一つを描けば空は確実に埋め尽くされることになると思います。

 だから、果てがあろうが、星の数が有限だろうがその光を夜空に表せば空は明るくなるのではないか、と思って、佐治先生の解答に首をひねったのです。

 遠い恒星は、肉眼で見える強い光を、夜空を明るくするほどの強い光を発していないから夜空は暗いんじゃないかって、思うのですが、みなさん、どんなでしょう。



 宇宙の成り立ちも、卵が先か鶏が先かも、私は、Godのなせる業だと思っていますが(Godが最初に作ってあとは放置 笑)、あの夜空に瞬く星々も、実は、神が私たちに見せてくれているシアターなのではないか、って時々思うことがあります。

 実在している星は、太陽系の星々とリュウグウみたいな小惑星だけで、あとは、みんな、夜専用のプラネタリウムなんじゃないかって。


 これは、いくらなんでもロマンチックが過ぎますね(笑)




「VOYAGER ~日付のない墓標~」松任谷由実

https://www.youtube.com/watch?v=7hD_Aic_HwY


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