Distance with the sun

 物理学を学んでいる大学生と話しをしました。


「卒業後はどうするの?」


「はい。大学院に行って、その後は研究所に入りたいです」


「そうなんだ。で、君は何を研究しているの?」


「宇宙はどうやってできたか、です」


 僕は即答しました。


「そう… それは、ジー、オー、ディーだよ」


「ジー、オー、ディーって何ですか?」


「ん!? “God”だよ」


 二人で大笑いしました。




 中学校か高校の理科の先生になりたいという物理学専攻の大学院生と話しをしました。 

 僕はその大学院生に尋ねました。


「月でも太陽でもいいんだけど、出るときや入るときに大きく見える理由を生徒にどうやって教えますか?」


「大きく見える…ですか… 朝と夕方は地球に近くなるから、でしょうか…」


 僕は唖然としてしまいましたが、次の言葉を投げつけて彼の今後に期待しました。


「太陽が朝と夕方に地球に近くなると、俺達、みんな暑くて溶けちゃうかもね」




 星々が光っているのは、太陽の光が反射しているだけでなく、太陽のように自らが核融合して爆発して光っている恒星があるから(むしろ恒星の方が多い)…だそうです。

 あれだけ燃えている星があるのなら、僕達のような生命体が五万と居る、ような気もするし、みんな燃えている恒星なら、生命体はそんなに多くないような気もします。


 でも、小さい子どもにはなんて言ってやったらいいやら…


 星々がきれいに輝くこの時期、素敵なお話ができるといいですね。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る