応援コメント

虎と末世」への応援コメント

  • 滅びの香りにゾクゾクしました。
    強き者を追いやった、世界の新たな支配者も、いずれ崩れ落ち、世界に静寂が戻るのかもしれませんね。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。人間が滅びた世界は、とても静かでしょうね。叶わぬ夢ですけど、そんな世界を見てみたいなと願うことがあります。自分が人間である以上、そこには自分の居場所もないわけですが。

  • 私はこの詩を読んで、中島敦の「山月記」がふと頭をかすめました。

    意識されたのでしょうか?

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。中島敦の簡潔で雄勁な文章は好きですが、この詩を書いたときはあまり意識していなかったです。ウィリアム・ブレイクの「虎よ!虎よ!」という詩なんかは思い浮かべていた気がします。動物の剥製や毛皮を見ると、なんともいえない気持ちになるので、そういう気分がにじんでいるかもしれません。

  • 虎から転換してヒトに着地させる技量は見事だなと感じました。
    言葉ひとつひとつを取ると、わりあいに直接的な言葉が選ばれていて、けれど組み合わされれば詩の妙となっているので、自分の手法、世界がきちんとできているのだと思います。
    僕の感性からは、詩の構成は「虎→ヒト」の一方通行になっていると感じられたのですが、構成はもうひと工夫できる気がして、一方的な転換のみで済ませたらもったいないなと、そんな気もしました(※個人の感想です)。

    作者からの返信

    丁寧な分析、ありがとうございます。おっしゃる通り一方通行な構成なのですが、自分の生理としては、そこですっぱり切りたかったんですよね。放り出したかった。このモチーフだと、それ以上長くはしたくなかったので。構成に凝った上で、短くつづめられる力量があればいいのですが。