生きる上で避けて通れない、体と心の痛みや哀しみに、寄り添ってくれる物語

私も先日、ある大学病院で、肉芽腫性乳腺炎と診断を受けました。はじめて聞く病名で、主治医の説明ではスッキリせず、ネットで調べても、乳癌や乳腺症はたくさん記述があるのに、肉芽腫性乳腺炎に関しては情報が少なすぎる···
と、思いながら、検索かけていたら、この闘病記にたどり着きました。

吸い込まれるように、一気に読んでしまいました。同じ肉芽腫性乳腺炎といっても、人それぞれ病態や経過が異なりますが、本当に参考になります。
特に、検査に次ぐ検査、腫れて痛いおっぱいを容赦なく潰すマンモとか、造影MRIの検査の風景とか、何度も繰り返す生検とか···

この2ヶ月、私自身が通った道で、本当によくわかり、笑っちゃいました!
私も心療内科でスルピリドを服用しているので、共通点にも惹かれました。

理解のない上司との戦い、訳のわからない体の不安、襲ってくる痛み···
すごい、すごいストレスに突然さらされて消耗してしまいますよね。読んでいて思わず共感して泣けてきました。

私は診断が下ったところで、これからステロイド内服を始めるので、ステロイドの副作用が出ないかな、とか、乳腺炎がどう治まってくるかな、とか、不安もありますが、時間はかかるけど治る良性疾患ということなので、希望を持って治療していこうと思っています。

ぜひ、続きの、その後どうなっていったのか、続編が読みたいです!

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肉芽腫性乳腺炎闘病記

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