四章「火の池」についてかんがえる

 四章は「王国の漢たち」というかゲヘナ関連で書こうと思う。

 そこでゲヘナについて調べてみた。


 ゲヘナとは古代エルサレム市の南端に存在するニンノムの谷を意味するヘブライ語。ゲーヒンノームを語源とするギリシア語ゲエンナに由来する言葉で、イスラム教ではジャハンナムと呼ばれる場所。


 ここはエルサレム城門の外にある、深くて狭い谷底のゴミ捨て場で、そこではゴミを処分する為に火が燃やされ続け悪臭も酷かったとか。

 また、処刑された罪人や相応しい埋葬をされなかった死体が埋められる場所でもあった。


 キリスト教の解釈

 ゲヘナは罪人の永遠の滅びの場所であり、地獄を指す場所として用いられ、滅びの場所を意味する「火の池」と記される場合もあったとか。


 まあ要するにだ人の亡骸をゴミの様に扱った場所という、なんともな感じの場所らしい。

 キリスト教では地獄と同義と意味を持つ言葉として使用されている様だ。

 それもそうだろう、ゴミと死体が存在する谷底・・・、地獄と表現すべき場所だろう。


 さて、このような観点から本作に於けるゲヘナ事変は以下の様な扱いをしようともう。


ヤルダバオト側の動き

・ゲヘナの炎を王都に展開。

・地獄から低位の悪魔を召喚する。

・低位の悪魔が贄として死体を炎に投げ入れる。特に子供の死体が良いとされる(6歳以下)。

※生きている存在は炎に触れても何も起こらない。

・血と涙の魔王モレクを召喚。

 火・水・土属性の位階魔法を使いこなし、血に関わる様々な特殊能力を操る。悪魔召喚が得意な存在。また、特殊な攻撃方法として贄となる子供の死体を捧げることにより地属性の位階魔法を強化する特殊技能スキルを発動する。

 レベル160相当のレイドボス並みの能力(プレイヤーレベル換算で180)耐久力が高い。


四章話の流れ

・ラナーと青の薔薇ナザリックへ

※タイトル「通過儀礼」とかそんな感じで

 リ・エスティーゼ王国にモモンガの言葉を届けた後、ラナーは青の薔薇と共にナザリックへと向かう。(冒頭で青の薔薇メンバーが今後どうするのか話し合う。「ラナー王都に行っているとき。」)

 第一階層から第十階層に自身の足で移動する。モモンガとしてはナザリックを直に見てもらう事が目的でこれをやることを進める。ナザリックの子供たちは如何にこの場所が素晴らしいか説く。

・モモンアダマンタイト級冒険者になる。

 ミスリル級を登録時に言い渡されていたモモンだが、エ・ランテルで発生した死の螺旋現象を食い止めた存在として冒険者組合からアダマンタイトのプレートを進呈される。これはグレンデラ自衛軍(対外的にはモモンの私兵と言う扱い)という組織力も込みでの判断だ。

 冒険者組合としては強大な組織力を囲う事についてかなり悩んだようだが、王国内での彼らの復興活動や慈善活動を目にするにあたり、問題ないと判断したようだ。

※今回死の螺旋現象に対応するにあたりナザリックの名は一般的には流布していない。知っているのはランポッサ三世を始めとする王族のみである。

・グレンデラ自衛軍王国の治安維持活動を開始する。

 表側の八本指(※後で追記します)とそれに癒着している貴族の粛清。

 これに焦りを憶えた貴族は八本指のまとめ役に泣きつく形でとある作戦が練られるる(ゲヘナの炎)。

 貴族側には下賤な民を贄にして強大な悪魔を召喚し、モモンとグレンデラ自衛軍(モモンの私兵)を根絶やしにすると説明する。

・モモンとその私兵貴族派閥に招聘され王都に向かう。

 表向きは王国内での度重なる慈善事業活動を名目とした招聘ではあるが、それは表向き。

 上記に記した作戦(ゲヘナ)を完遂させるため、貴族側が方々に手を回して無理矢理この形へと持っていった。

 これに戦々恐々とするのは王族。王族はモモン達が神の軍だという事を知っている為である。

 モモンとしては、何かと邪魔建てしてくる貴族たちをこの機にどうにかしたいと考えており、モモンの招聘と同期に王城で開催される貴族会議の為に集合した貴族たちに対して一手を打つ模様。(ラナーに投げる。)

・貴族会議の為に各地に散っている貴族が集まった王城では晩餐会が開かれる。

 そんな中、王都の倉庫街を中心として突如巨大な火柱が立ち上るのだった。

 この後の大まか動きは視点をヤルダバト側にシフトする。※上記に記した「ヤルダバオト側の動き」を参照。

・モモン緊急事態につき王城に登場する。

 ガゼフを仲介させる。

 貴族「戦士長、それは独断にすぎるのではないかね?」

 ランポッサ三世「今は緊急事態だ。」内心汗だらだら。

 モモン「今回の件我らに任せて貰いましょう。」

 貴族「ふん!好きにするがいいわ!」ニヤニヤ。

 こうしている間にもグレンデラ自衛軍と低位の悪魔との先端は開かれている。

 低位とはいえ、次々に召喚される悪魔の前に苦戦する。(表に出ているグレンデラ勢はレベル50程度の為)

・モモン、ゲヘナの炎の前に。

 ヤルダバオト現れる。

 ヤル「これはこれは彼の偉大な支配者に出会えるとは。」

 モモン「貴方もこちらの世界にいらしていたんですね。なぜこのようなことを?」

 ヤル「解っておいででしょう?貴方は最近こちらに来たようですが、精神の変調を何も感じていない訳ではないでしょう?」

 モモン「私は貴方とは違いますよ。」

 ヤル「そうですか?まあいいでしょう。今回この様なイベントをご用意しましたので、楽しんでください。」

・ヤルダバオトモモンを足止めに成功する。

 ヤル「では、私はこの辺りで傍観者に戻らせていただきましょう。」

 モモン「高みの見物か。」

 ヤル「こちらは100年というアドバンテージがありますからね。これから長く楽しむ為に現状の貴方方の戦力を図りたいだけですからね。」

 ヤルダバオト転移する。ヤルダバオトが100年の間に用意した100レベルの悪魔軍団が現れる

 中位の悪魔がゲヘナの炎から現れるようになる。

 モモン「メッセージ、デミウルゴス状況は確認できているか?」

・守護者と100レベルのグレンデラ自衛軍登場

 シャルティア・コキュートス・アウラ・マーレ・デミウルゴスとモモンガ扮するパンドラズアクターがグレンデラ自衛軍と共に登場。

 パンドラ「モモン私と共にゲヘナの炎を維持している悪魔を討伐するぞ。」

 モモン「はい、モモンガ様。」

 パンドラ「デミウルゴス、指揮は任せた。」

 デミ「はっ、おまかせを。」

 シャルティア・コキュートス・アウラ・マーレで指揮官クラスの悪魔達を各個撃破。

 グレンデラ自衛軍は防衛ラインの構成と維持に注力。

 パンドラとモモンは少数の100レベルの自衛軍を引き連れゲヘナの炎へ突撃。

・ランポッサ三世、火の明かりと極彩色に輝く戦闘の光を王城から目の当たりにする。

 戦闘はナザリック側の勝利で終わる物の、守護者の損耗は著しい。

 王都への被害を抑えつつの戦闘で無駄にダメージを負ってしまったせいもあるが、やはり100年に及ぶアドバンテージがかなり大きく。同じレベルだとしてもかなり苦戦した模様。

・対モレク戦

 低位の悪魔や中位の悪魔によって集められた供物を使用して、強化された地属性の位階魔法を主軸として戦うモレク。

 これに対して、早々に被害を抑えるのは無理だと判断したモモンとモモンガ(パンドラ)は戦闘に集中する。パンドラズアクターはモモンへと姿を変え、モモンガはモモンの姿からモモンガとしての全力装備に身を包む。

 一応マーレを中心した支援部隊の活躍によってある程度周囲への影響は抑えられ炎の外側の被害は抑えられたが、炎の内側は更地に近い状態になってしまう。

・モモンガ(本人)今後課題として、ナザリックの戦力増強を優先とすることを決意する。

・ヤルダバオトこの戦闘結果を受けて

 同レベルであれば100年のアドバンテージを無かった事にしてしまいますか。

 次はもう少しレベルを上げましょうかね。


※表側の八本指

 原作の八本指の事

 本作では裏組織の殆どは何らかの形でヤルダバオトの手の者の息が掛かっている為、裏側はヤルダバオト勢の存在により繋がっている状態。

 だが、表側の裏組織(ややこしい言い回し><)は、その組織のトップやその側近くらいしか、さらに上位の存在がいることを知らない。

が、それも信奉する神が~とか、強大な存在が~とか言ったレベルの話で止まる様にヤルダバオト側によって調整が為されている。


・幕間

 システムからの解放。

 ギルドの解散を行いユグドラシルのシステムのしがらみから解放される。

 システムに抑圧されていた子供たちの成長が加速するようになる。

 システムアリアドネの影響もなくなるなどの恩恵も。

 デメリット、金貨を使用しての蘇生が出来なくなった。(所謂NPC専用の蘇生処置)

 スタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウンに仕込まれていた自立型AIが自我を持つ。

 今までシステムで行っていた各種処理をモモンガの思考上で行う事になる。

 流石に処理しきれないとして、スタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウンに処理を一部委譲する。

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