第2話 魔女ッ娘《こ》ジェリー

「ねェ~、ジェリー!! 待ってよ!! 

 聞いてるのかよ!!」

 かなり大声でボクは前を歩く美少女を呼んだ。


《はァ~! なんだよ! 聞いてねぇ~ーよ!!

 ッて言うか、聞く気もないし……

 美少女は基本、他人の話を聴かないモノなの!!》

 ジェリーはうんざりした顔をこっちに向けた。


「な、無茶クチャ言うなよ!!

 ボクを元に戻せッて言ってンでしょォ~ー…!

 いつまで、魔女ッのカッコをさせておくンですかァ~ー…!!」



 

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