切なくも、ロマンチックで優しい物語。

亡くなった母を想って星を見上げる少女と、そんな少女を見守る星のお話。少女の言葉は星に届いても、星の想いは少女には届かない。そうして幾年が過ぎ、星がついにとった行動とは……?

ハッピーエンドと感じるかは人によって違うようにも思いますが、私は読み終わった時、とても幸せな気持ちでした。切なさと幸せで涙が出そうになったほどです。絵本にしたら、ますます素敵になるのではないでしょうか。もし絵本になることがあれば、真っ先に買いに行きます……!
ファンタジーの切ない恋物語が好きな方には、ぜひとも読んでいただきたい作品です。