ペニス増大器具から感じるレディオヘディング感(主に『オッパイコンピューラ』)

 ミスターパイは、もう使うのやめたが、ミスターパイのあの外観を思いだしてみると、いまでは、レディオヘディングの『オッパイコンピューラ』を思い出す。ようするにそれは、世紀末チックで、とてもメカと似合い、雰囲気は鬱で、オッパイは下ネタではなくて、哲学で、人外が突然世界に現れ、王族も含めた大衆を弾圧し、世界に復讐しに来るんだ。その復讐者の人外は、元々は人間で、未来都市が過ぎ去ったあとにできる田舎からやってきた。

 異世界ものがなぜはやるのか、この答えは、実は、マンネリ化したヲタク界隈を誤魔化そうと、出版社がなにかやろうとした結果だというのは、尾藤の持論だ。

 異世界ものとは、くだらなく、嫌いなこのリアルを、否定したいから、現実世界にムカついているヲタク界隈でいう非リア充が持ち上げているんだというのも尾藤の持論。

 俺は、リア充という言葉が、曖昧で、嫌いだ。

 充実って、なんか、リア充たちには、とにかく打ち込めるものあれば幸せみたいに取られがちなんだ、俺は、熱中と幸福は別だととっている。

 やることがあふれる状況を充実という言葉で表現する、これだけで、なら幸せだねというやりとり、俺は経験したよ、従兄弟とのことだ、もう異世界入して、そのお人好しな感じの従兄弟ともあっていない。でも母方のほうの従兄弟とは仲が悪い俺、べつに喧嘩したいわけではない、あわせにくいんだ。

「嗚呼♡」と俺は言う。

「あぁ♡」とジ・アナル・ゴッドリッチ姫は言う。

 俺は毎日セックスしている。ジ・アナル・ゴッドリッチ姫のオッパイを毎日揉んでいても飽きずにいる飽き性な俺が。

 ジ・アナル・ゴッドリッチ姫のオッパイを吸った俺。味はない。だが味わうことは可能である。ものすごく味わわされるのだ。

 若かりし頃の俺、どんなオッパイでも好きだった。揺れるんだ、微乳でも。ジ・アナル・ゴッドリッチ姫のP乳に比べたら、当然ただのペチャパイだが。俺は、あの時の俺と同じ俺でもあるといったほうのがいいのだ、確かに別物、でも一緒だ。同じ、このウラトウ・ヒロシという男が、ここまで、思想に差ができたというこの感じ、不思議なんだ、あたりまえだから不思議ではないが。

 世の中には、いい人がいる。ユニヴァーサルスタヂオ異世界を造るのに協力してくれるフェリックスもそのいい人になるのかもしれない。いい人は、裏があるという人もいるが、それは不謹慎だと俺は思うのだ。テロを起こして自殺するやつがよくいる。でも、誰も殺さず、むしろ、頑張り尽くしてから自殺する人もいる、過労死する人もいる。いい人は、いい人だ。

 性善説、これは、あっているが、間違っているともいえる。いい人は、本当にいい人だ、だが欲はある、だが欲が悪というわけでもない、悪になることはあるが。

 性悪説、これは、あっているが、間違っているともいえる。悪い人は、人扱いしたくない。だが人間である、だが人が人間であるというわけでもない。ヒトだが。

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