化物少女K -Mission of Zero-
物書未満
Espionage1 潜入
「あーさっむっ……」
組織も面倒な事を言ってくるな、なんでこんな極寒の海に潜水艦から素潜りで基地に潜入せにゃならんのだ。
風邪をひいたらどうしてくれる。
まぁ化物の私にしか出来ない、と言われればそれもそうだが。
ああ、そういや私は化物だ、人間じゃない。人の形はしているがな。頭に生えた獣耳がその証拠で組織の生体兵器の唯一の成功作だ。
「はぁ、とりあえず地上基地にエレベーターで向かうか」
それにしてもこの
しかも今回は武器が現地調達とかいう面倒くさい任務だ。まぁ武器無くても別に問題ないけど。
人間相手に武器なんかいらん。生体兵器だって体術で殺せるんだから。まぁ武器はあんまり使わない主義だし体術が好きだ。それにどうせここの生体兵器なんかたかが知れてるだろ。
さてエレベーターで地上へ行こう。途中人間の歩哨がいたが軽い体術で気絶させた。
「人間なんてものを殺すのは楽しくないね」
一人は股で顔を挟んで気絶させたが刺激的だったかな?
「さ、地上いくか」
歩哨からハンドガンとナイフ、煙草を拝借してエレベーターのスイッチを入れ、地上へ向かった。
「あーあ、ビール飲みたい。でもこんな辺鄙な所には無いよなぁ。煙草で我慢するか」
――まぁ、大した事はあんまりないだろ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます