終幕 『始』

漂う意識の中で、声だけが響く。

視界は閉ざされているのに、黒が見えるこの世界で、無機質な声が響き続ける。


『・・・・・・・個体名称:不知火勝利の身体情報を把握。続けて**の確認・・・エラー。不足情報を個体の記憶から補完・・・完了。**はこれよりステータスと呼称。続けてステータスの再確認を実行・・・確認終了。個体の認識に基づき効果及び使用方法の提案方法を確立・・・成功しました。個体の意識と接続・・・成功しました。会話を試みます・・・おはよう勝利、私の名前を決めてくれ。』


永遠と続くと思われた声と俺の中の何かが繋がれた感覚が突如として湧きあがり、会話ができるということを直感的に悟る。


『お前は?』


『疑問に回答しよう。私は君の中で確立されたダンジョン機能の一つであり、Levelが一定値を超え、且つ****の取得を条件として発生する一種の補助機能だ。君の経験を参照し、君がもっとも話しやすいであろう対象を模倣している。・・・違和感があるようだな。君が求めるならば私はいくらでも変わろう・・・アナウンス機能の一部変更を承認。個体不知火勝利の要望により会話パターンを初期設定に変更。・・・貴方の要望に応えました。疑問の解消欲求を確認。覚醒後、セッティングが終了次第回答に移ります。覚醒段階に入りました。不知火勝利の体が目覚めます。』


一方的に話し続けた何かが俺の目覚めを告げ、俺の意識は急速にぼやけ、これが目覚めなのかと認識する。そして急に引っ張り上げられたかのような感覚とともに意識が―――


「おう、起きたか勝利。お前戻ってくるの早すぎだろ。」


―――目覚めた。


「えっと、ここは、ああ。なるほど。おはようございます、賢太郎さん。今後何回もここのお世話になる気がして仕方ありませんね。・・・今回はレベルアップは無かったようで体が痛いですね、起き上がれそうにない。」


「普通、ここに運ばれてくる奴はそうなってるもんだ。ようこそ病人の世界へ。つっても俺はもうそろここを出るんだけどな。どうよ、まだ慣れねーが事務仕事をするには支障はねーんだ。お前が運ばれてくるってんでちょっと時間貰ったんだぜ?それよりも、お前またやらかしたらしいな。くくく、いやー凄かったって聞いたぜ、あの堅物の水川が興奮してお前の様子を語ってた。もうどっちが獣かわかんなかったって言ってたな。・・・お前の活躍、これからも期待してるぜ。そんじゃな。」


そう言って賢太郎さんはベットからすっと立って出口へ向かって歩いていく。途中、数人と別れを告げながら部屋から出て行くその背は覚悟を感じられた。これまでと違う道へ歩むってんならそれくらいじゃないとだめだよな。この部屋以外で言葉を交わしたりはしていないが、それでもその背は漢らしかった。また会えたら今度がいろいろな話をしてみたいと思う。


「さて、んじゃもうひと眠りしようかね。」


「いや、それは待ってもらおうか。話したいことがあるんでね。」


ベットに横たわり目を閉じようとしたところで、隣のベットからそう声がかかった。


「・・・榊原さん。なんだかすごいことになってますね。」


丁度背後にあたるベットに視線を向けてみれば、そこには腹部を包帯でぐるぐる巻きにされ、足と手をベットに拘束されたまま首だけをこちらに向けている榊原さんの姿があった。


「いや、このような拘束はいらんと言ったんだが。レベルアップによる回復は即効性のあるものではなく、どちらかというと遅効性のものなんだ。そして俺の腹は予想よりよほどひどい状態だったみたいでね。回復に時間がかかるし、ものすごいかゆみが発生するんだよ。無意識のうちに傷を掻いちゃいけないってんでこんな拘束さ。とっくに傷は治ってるのに困ったものだよ。ちょっとこいつをほどいてくれないか。」


「はは、もう少しこのままにしておいて水川さんに見せたら面白そうですね。」


「残念だがすでに水川は確認済みだ。そしてこの拘束をほどかないように指示をしたのも水川だ。・・・今後の訓練は特別厳しいものになるだろうな。」


「ご愁傷さまですね。ちょっと待ってください。」


会話を一旦やめて、拘束を解いていく。四肢が解放された榊原さんは手首と足首を回し固まった部位をほぐしていく。水川めとブツブツ言った後、改めて俺に向き直って口を開いた。


「勝利君、君のことだから対象外だということはないだろう。・・・アナウンス機能か、この情報はどこまで共有していいものか。」


「え、なんですかアナウンス機能って・・・あの冗談です。知ってます、はい。」


「おっと、驚きすぎて顎が外れるかと思ったよ。そうだな、そうだろうという推測で話をしてしまうのは良くないな。些か興奮が過ぎたようだ。ようやく私のレベルも2か。先はまだ長そうだなぁ。」


「はは、俺は絶対に追い付かせませんよ。負けは嫌いですからね。」


「怖い怖い。それじゃあわかってることを共有していこうか、まずは称号からだな俺は・・・」


この後しばらくベットの上で情報共有をし続けた。称号の予測、スキルの可能性、そしてアナウンス機能とやらの詳細。それらすべてを話し終え、推測も交えたおかげで一時間は話していた。


そこで水川さんがやってきて、会議室で話しなさいと言われたところでようやく周りに人がいたことを思い出す。機密情報をべらべらと話してしまうほどに男二人して興奮していたようだ。・・・それほどに、あの戦いは濃密だったと言えよう。


榊原さんの肩を借りて部屋を出る。そして会議室で待っていた母さんとともに施設を出て帰路に着いた。


道中、榊原さんの車の中で水川さんを交えた今後の談義をした。

俺が寝ている間に(4、5時間程度)、水川さんは各地に展開されているダンジョン警備担当の自衛隊隊員に連絡を取り、ダンジョン内のさまざまな情報を取得しようと試みた。そして、複数のダンジョンで強力な個体が発見され、ダンジョン攻略が滞っていることを知ったそうだ。そういえば意識が途絶える前、階層主の認定とかなんだとか言ってたな。俺が戦った鬼の王のようなやつが各地で発生したと考えるのが妥当だが。それを危険と思うよりも先に、戦ってみたいと思ってしまう自分がいた。どんどんと湧きあがってくる闘争心。今まではダンジョンに心躍っていたのかと思っていたが、どうも称号による副作用の可能性が否定できない。討伐者の行進は、止まることを知らなそうだしな。


なんだかんだ話しているうちに、定期的に自衛隊の部隊と同行してダンジョン攻略を進めていくということと、俺のダンジョンの入り口に堅牢な建物を作り、攻略のための施設を取り付けて俺の補助を行うよう上に掛け合ってみるということだった。俺の父さんにも協力を頼んでみるということで、おそらく実現するだろうと思う。よくわからないが、父さんはすごい人らしいし。なんにも聞いてなかったけど、そろそろじっくりと話をするしかないようだ。


ともかく、数日は回復に専念し、まずは自宅のダンジョンに階層主がいないか確認、居たら連絡し自衛隊の人とともに討伐。いなければそのまま次層の攻略に取り掛かってほしいとのことだった。また定期的に情報交換を行えるように連絡先を交換、それと魔物のデータを入れたUSBを手渡され、今後もちょくちょく情報を更新していくとのことだった。これでより一層攻略がはかどりそうだ。場合によっては階層主の討伐を手伝ってもらうことになるかもしれないとのことで、俺はその時を心待ちにして待っていると伝え、車を降りた。


母さんと、家で待っていた父さんにあったことを話し、晩飯を食べた後数日疎かにしていた勉強に取り掛かった。約束は守らなきゃ漢じゃない。数日は情報の整理と勉強に勤めようと心に決め、早速教科書と問題集を開いて勉強を開始した。


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三日後。

ここ数日と同じように朝の日課を終えた俺は食事を済ませ、体の調子を確認していた。どうもレベルが上がったことで回復時間も早まったのか、既に傷は完治し、むしろ絶好調なくらいだった。ランニングも秒数をかなり縮めれたし、筋トレだって今までの比ではない回数をこなせるようになった。これからも力を万全に扱えるように鍛錬は怠らないようにしていこう。


今日からダンジョン攻略を再開しようと考えたところで、頭の中で待ち望んでいた声が響き渡る。


『・・・個体:不知火勝利の身体に定着を確認。意思の疎通・・・問題なし。おはようございます。初めに、私の名称をお決めください。』


「いや、急だな。・・・決めないと進まない感じ?」


『はい。名称が確立されなければ、会話の継続は困難だと推測されます。』


「なるほどねぇ。急に名前って言われてもな。そうだなぁ、アナでいいや。アナウンスのアナね、うんしっくりくる。」


『・・・了承。・・・これより個体の名称をアナとします。勝利の疑問に回答します。アナウンス機能である私はダンジョンに関することに回答するための存在。権限により回答が困難と判断される場合、回答を拒否します。・・・次の疑問に回答します。スキルの説明を開始。まず、スキルには大まかに・・・』


それから唐突に解説が始まる。どうやら俺の心を読んでいるみたいで次々と知りたかった情報を抜粋しながら回答してくれる。答えがなかったことが、なにやら権限とやらに引っ掛かっているみたいだな。


説明の中でもなるほどと感じたことが複数あった。

まずスキルが技能系と異能系に大別され、技能系は鍛錬などによって獲得でき、それぞれに段階が設けられているそうだ。逆に異能系は自力での習得が困難、または不可能とされ、スキルポイントを使って取得可能らしい。また、技能系はスキルポイントを使って段階を上げていくことが可能であり、その場合慣れるまでの時間が必要らしい。なるほど高い技術は習得に時間がかかるということを表しているんだな。それなら異能系の方はどうなんだって言われると困りそうなものだが。


そして称号は功績によって獲得でき、セットすることで効果を発揮するようだ。こちらは効果は様々で、どれも一癖ある代物らしい。代わりと言っては何だが、労力に見合うだけの効果があるそうで、俺の討伐者の行進なんかはかなりレア度が高いらしい。そもそも本人の性格や特性によって習得できないものもあるらしく、俺がこれを手に入れられたのは、これが俺に最適な称号だからと判断されたかららしい。では誰が判断したのか問うとアナは無言になった。そうかい、どうやらそいつがダンジョンの黒幕らしい。いつか自力で暴いてやんよ。


それから武装について。これは単純でダンジョンの敵を倒した時、そいつに溜まっているリソースが武装に蓄積され姿かたちを変えるようだ。能力も向上するが、倒した魔物の傾向により偏りが出るようで、俺の武装も隠された能力があるとのこと。これに関してはダンジョンで確認していこう。


こうしてアナとの情報提供を終えた俺は久々のダンジョン攻略の準備に取り掛かった。


手入れを施した武装を纏うと気持ちが切り替わる感覚を覚える。どうやら俺は骨の髄まで戦闘狂の精神に染まったらしい。この気持ちを抑えるためにはダンジョンに潜るしかないようだ。それじゃ、早速出発しますか。





これから始まる長い戦いと変わりゆく時代に、勝利は身を投じていくこととなる。

だがこの時の勝利は成長していくことがただ嬉しくて、まだダンジョンの秘める危険性に気づけずにいた。それが今後の運命にどのように作用していくか、それは神のみぞ知る。


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【一年後】


「くそっ!撤退だ!数が多すぎるっ!」


「剣心!あんた突っ込みすぎよ!の範囲に入らないで!」


「すまんっ!」


激しく交戦する二つの塊。一方は少数ながら爆発的な攻撃力を備え、一方はその数によって猛威を振るっていた。


膠着する戦場。しかし段々と押し込まれていく人間の集団。ここぞとばかりに増員する小鬼の群れ。


「!ゴブリンキングだ!さすがにこの状態じゃ相手取るのは厳しい!日向の魔法を合図に一気に撤退する!みんな俺に合わせてくれ!」


先頭で果敢に敵を屠り続けていた男がスキルを発動し、周囲の小鬼をまとめて排除。一気に後退して魔法の着弾点にスペースを作る。


途端に周囲の何かが一気に減衰する。否、一か所に集められたことにより相対的に周囲の何かが薄くなったことでそう感じたのだ。


一拍置いて、日向と呼ばれた者が、その名を告げる。


「・・・『スパーク』!!!」


何もない空間、両陣営の中間地点が瞬間的に爆ぜる。巻き起こる火花は台地を焦がし、砂埃を舞い上げた。それを目くらましに一気に逃げの一手へと走る男女の集団。


ここはとあるダンジョンの三層。地下だというのに天高く陽光が昇り、木々が生い茂る巨大なルームの一角で繰り広げられた戦闘。彼らの表情は一様に暗い。


しばらく走り、安全が確保されたところで全員がどさっと腰を下ろす。


「ふう、あんなのがごろごろいるってんだから三層はやっかいよね。しばらくはここでレベリングってことになるのかしら?」


「ああ、そうだ。俺達は強い。だけどそれはまだこの階層のレベル帯の中ではってだけだ。これから攻略者として生きていく以上はもっと強くならなきゃいけないだろう。・・・それに、いや、何でもない。」


皆が息を切らして荒い呼吸を繰り返す中、比較的体力のある男女2人が言葉を交わす。それぞれの思惑がある中、彼らの目指すものとは。


その話はまたいつか語られる。


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都内某所。

そこは喧噪に包まれていた。あちこちで声高々に宣伝文句が飛び交い、それら声の主に引き寄せられるように老若男女がわらわらと移動していく。一様に武器や防具を持った姿は異様の一言。現代において、これほどまでに危なっかしい場所はそうないだろう。それも、日本だという事実がその不思議さに拍車をかける。


もっとも、ここに集うものたちは暗黙のルールに従っており、それを犯そうとしない限りは、事件など起こりようもなかった。


だが、やはり何事も例外はある。


「てめぇ、もっぺん言ってみろ!」


「そんな貧弱な装備で挑もうなんてたかが知れてるってんだ。さっさと帰っておままごとでもしてろつってんだよ。」


「あぁん!?ぶっ殺してやる!」


殺意を持って武器を引き抜く若い男。それに相対する壮年の男性も武器を引き抜いて交戦体制を整える。周囲の人だかりはまたかといった表情を見せ、とばっちりを受けないようにスペースを空け、見物人と化す。


両者の間には剣呑な空気が広がり、互いに相手の間合いを図りながら殺意をむき出しにしていた。


武器を持ち、血の気の多い人間が集まれば、こういうことも起きるだろう。しかし、世の中というものは、存外順応していくものである。こういった事件は序の口、むしろ半年前までは凶悪な事件が数多く引き起こされていた。


だからこそ、抑止力が生まれたのだ。もっとも、元からあったものがそうなっただけではあるのだが。


向き合う二人が同時に動こうとしたその瞬間。どこからか影が伸び、二人の身体を包み込んで拘束した。人混みが割れ、その間を悠然とが歩いてくる。


「お前ら、誰の管理下で暴れようとしてる?攻略者資格はく奪されたいのか?ああん!?」


「はぁ。隊長、それじゃどっちがやからかわからないですよ。はい、それじゃあ、君たちは一旦そのまま連行ね。はい、皆さんはそのまま買い物を続けて下さいー。」


彼らは慣れたものなのかさっと二人の攻略者を拘束すると、それを見届けた者たちもすぐさま日常に戻る。抑止力は今日も正常に機能しているようだ。


こうして街の平和は保たれた。


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「はぁはぁ。」


「ちくしょう、なんだってんだ!」


「いいから走れ!」


真っ暗な道をひた走る三つの影。彼らの表情はみな引き攣っていて、しきりに後ろを確認しては曲がりくねった石造りの迷路をがむしゃらに走る。


ようやく出口といったところで、三人は止まらざるを得なかった。


「はははは、いやー良く逃げたねぇ。新記録だよ、出口までたどり着くなんて。」


笑いながら血塗られたナイフをくるくると回すその男は、どこか異常な空気を纏っていた。それもそのはず、ナイフと同様その顔も手も足も着ている服も、すべてに血がこびりついていて異臭を放っているのだから。これを見て正常だと思う方がどうかしている。


そして、人間の中にはしばしば異常者が現れるもので、類は友を呼ぶという言葉通り、彼らはその男の異常性が『普通』に見えていた。


途端に迷路の壁の上や、通路の影から薄汚い集団が現れる。その手に一様に血塗られた武器を携え、下卑た笑みを浮かべ、ぬらりとした視線を逃げ惑う男三人に向けていた。


「ちくしょう。いつの間にこのダンジョンに移動してやがったんだ!」


「ああ、終わりだ。こんなところで死ぬなんて。」


「おいおい、君たちさぁ、覚悟してたんじゃないの?ダンジョンに挑むってことはさぁ、死ぬ覚悟があるってことなんじゃないの?それなのにそんな体たらくでほんとに言いわけ?必死に生きようと挑んできなよぉ。」


異常な集団の中でひと際異常性を発揮する血濡れの男は、何かを求めるように体を抱きしめながらそう言葉を並べる。


そして徐に片手をあげて、ニタニタしたその笑みをさらに横に引き延ばし、万遍の笑顔を作ってから口を開いた。


ここから作り出される地獄は容易に想像できる。彼らは巷で噂になっている殺人鬼集団。自身たちを解放者と呼ぶ彼らの名前は恐怖の象徴として世間に轟いていた。犯した業の逸話の数々とともに。


恐怖のあまり、ゆっくりと開くその口を凝視しながら、死を悟った三人の男たちは、ひざを折り絶望の淵に立たされていた。これから自身の体がどうなるかは、異常者たちの体に付けられている人間の部位と思われるものから簡単に察することが出来る。


ああ。終わりとは、かくも簡単なものだ。


「じゃあ、やっちゃ―――」


「やらせるわけないだろうが。」


不意に血濡れの男に影がかかる。すぐさま前方に転がり戦闘態勢を取れるあたり、異常性に隠れてはいるが高い戦闘技能があるのだろう。


「また、また君かぁあぁあああああああぁぁああ。僕の邪魔をするなぁぁああああああああ!!!!!!!」


「騒ぐな雑魚が。今日こそケリをつけてやる。」


遠い海のその先に次々と浮かび上がる灯火のとうな、希望の光。

終わりを終わらせる、幻想の道しるべが闇に光をもたらした。


不知火勝利、見参。


瞬く間に影を屠り、血濡れの怪物と剣を交えるのを見た男たちは、その姿を脳裏に刻んだことだろう。散り散りに敗走する影たちはまた一つ恨みを重ねた。希望も絶望もすべて喰らって、己に『勝利』をもたらすその存在は、見ようによっては怪物よりも怪物らしい。


「がぁああああああ!!!!」


「うるせぇえええええ!!!!耳が悪くなるだろうが!!!!!!」


・・・吠えるその姿は、猛犬のそれで、締まりがないのだが。


____________________________________________________________


かくして繰り広げられることとなる第二幕。

人と人が織りなす、血濡れの戦記が今幕を開ける。


To be continued

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