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  • 勇者はただ背を向けるへの応援コメント

     読了させていただきました!
     人々に選ばれた英雄としての華々しい活躍を描く光と、その裏にある生々しい悲惨さや犠牲といった闇を暴き出す作品は鉄板ですが、それだけに様々な切り取り方、描写の仕方があり、今作はなんとも悲しい物語でした……好きですけれども。

     で、でも両者共倒れではなく人間は勝てたので、まだ残ったものはあるから良かったのかな……けれどもこの調子だと、今後の人間側がより増長して魔族を弾圧し、ディストピア世界とかになる可能性もあるんですよね……。
     戦争そのものは一応終わったものの、勇者は背を向けたままでその後はろくに干渉しないでしょうし、人々もまた勇者の顔を最後まで見ようとせず、これからも彼を勇者として認識していられるのかみたいな、そういう暗い未来を暗示するみたいで、読後も色々と考えさせられます。

     自分は短編を書くのがどうにも苦手なので、人名やセリフが一つも出ないのに地の文だけで勇者の心の揺れ動きや、救ったはずの世界に対する無力感、荒廃していく虚無感をここまで表せ、綺麗に纏めて終わらせられるのは凄いと思いました。

     それでは失礼します!

    作者からの返信

     読んでくださってありがとうございます!
     まさかこっちを読んでくださるとは思いませんでしたw

     自分も中々短編を書けないもので、試しで書いたものになります。
     で、どうせなら普段あまり書けないバッドエンド風の終わりを目指そうと。

     それで、綺麗にまとまってはくれたものの、
     やっぱりモテなかったよお父さん…。

     実は、一度これで長編を書こうと思って挫折して、
     短編…というかほぼショートショート並の短さですが、とにかくアレンジして作ったものなんですよ。
     色々作り込んでいたので、機会があれば何とか活かせたいとも思ってます

     凄くびっくりしましたが、嬉しかったです。
     感想、ありがとうございます。