いつかの世界で、貴方の隣にいられますように

何度生まれ変わっても、どんな世界線でも、必ず自身を助けて命を落としてしまう『彼』を救うために、次の人生でも彼の側に居続けるメル。
救いとは、一緒にいること。シンプルで真っ直ぐな彼女の答えは、幾万と繰り返し続けた生の中で得た真理なのかもしれません。
それすらする事ができなかった。きっと、救われなかったのは『彼』だけでなくメルもなのでしょう。
いつも当たり前のように隣にいる家族や友人など、『一緒にいられる』事は幸せな事なんだな、と改めて気づかされた良作でした。
短編で複数の世界観を描くなにがしさんの勇気にも感服です笑

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