応援コメント

第6灯 祓魔の失態」への応援コメント


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     初めまして。「異なる文化、風習……」を企画させて頂きましたのののと申します。感想をお伝えいたします。

     神が後から提唱される、という設定や「魔に扮する」という教義が独特ですね。ダークな世界観がいいですね。ののの的にはドイツの黒い森っぽいイメージです。
     ご参加ありがとうございました。いくつか気になった点がありました。素人評価で申し訳ないのですが、下記に載せておきます。

    地の文とキャラクターの口調
     中世近世のヨーロッパ寄りの世界観で、重厚な文章を意識してらっしゃるようですね。頑張って磨いて下さい。『はじめに』の最後の文面は非常に分かりづらかったです。やりたいことは分かるのですが、全体的な単語のセレクトを統一した方が良いですね。
     マーガレットのお嬢様言葉はどこか安っぽい感じがします。彼女の言動は結構アレなところがあるので、こういうキャラなのかも知れませんが。
     大司教の悪魔と闘っているときの口調ですが、語尾の「ぜ」と他の部分が噛み合っていません。今のままだと、「ぜ」を抜いた方が馴染むので、全体的にワイルドな雰囲気に仕立てた方がいいかな、と思います。
     
    悪魔と大司教の場面
     悪魔の姿が分かりづらいです。また、悪魔と大司教の会話のシーンでもどちらの台詞か、よく読めば分かりますが、直感的に把握しづらいです。
     
    いきなり口調が変わる
     第2灯で、マーガレットが『ありゃ! なんだ、普通に落としてるじゃない』といっています。これは彼女の粗野で不躾なところを踏まえた素の口調だと思った方が良いのでしょうか?
     第3灯に『遊びましょう』という台詞があります。多分、悪魔の台詞だと思いますが、口調ががらりと変わりましたね。そういう気障な雰囲気もなかったので、誰の台詞が迷いました。

    文章作成の技法的なところ
     TPO
     第1灯で、マーガレットが使用しています。中世近世のヨーロッパ寄りの世界観で、重厚な文章を意識してらっしゃるようだったので、多少の違和感を感じました。TPOは場面を意識するという意味合いの強い言葉です。そのニュアンスを余さず伝えるとなると難しいのですが、マナーやエチケットでも大意は伝わると思います。

    『大司教の腕を見事に触手が捕らえる』
     第3灯の後ろの方です。「見事」は抽象的な言葉なので、「鮮やかな手並み」など、捕らえるという動詞をより補強するような形容詞を使用した方が良いです。
     
    変換ミス、意図せぬ文章の紛れ込みなど

    『そして《余に》、未だ蔓延る悪魔どもから逃れる術を伝え、』(はじめに)→世に

    『マーガレットは髪をかき上げると、冷たい《美貌の》薬に手を浸した所で、思い出したように口を開いた。』(第1灯)→冷たい薬。美貌のマーガレット?

    『大司教の体は全く切れていなかった。傷は《愚か》、服が破れた形跡もない。』(第4灯)
     愚かは、疎か(おろか)だと思うのですが。多分、ひらがなで書くのが一番無難です。
        
    その他
    『何よ……。命の恩人面して』
     第5灯のマーガレットの言葉です。彼女は大司教と悪魔の戦闘を知っているのでしょうか? 先の大司教の台詞『グズグズしている暇はないぞ。日が傾くまでに森を抜けなければ、お前の命も補助出来ん』から『命の恩人』という言葉はすぐには出てこないと思います。

    作者からの返信

    細かいご指摘ありがとうございます!