ミロク様の『ちょっとした、最後の時間。』
では感想を。
まず、私はこの『ちょっとした、最後の時間。』の文章から、シャボン玉を眺めているかのような印象を持ちました。
突然湧き上がった一瞬の出来事に、まるで今にも消えてしまいたいとでも言うような揺らめき。向けられる感情はどれも同じで、屋根までも、空までも飛んで行きたい。
でも、弾けて消えてしまうことをわかっている。
ミロク様の独特な言い回し、感情を彩る色が、どうにも頭から離れず、ついつい考えてしまいたくなる。
救いであったり、明日を願うことだったり……。そんなことを考えるのではなく、ただ漠然と景色が『ちょっとした、最後の時間。』の視点主である登場人物と同じように、真っ黒なカーテンを滑り落ち、視界いっぱいに暗がりを感じる。そうして、頭の中に思い描いた光景を、まるで映像で観ているかのように考察する。
短編というより、詩のような『ちょっとした、最後の時間。』何かを考えたい。思い描きたい。景色をゆっくりと想像したい。そんな風に感じることの出来る作品でした。
ミロク様の『ちょっとした、最後の時間。』
とても考えることの出来る作品でした。
では、これでミロク様の『ちょっとした、最後の時間。』の感想とさせていただきます。
皆様もぜひ、ミロク様の『ちょっとした、最後の時間。』を読んで、光景を思い描いてはどうでしょうか?
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