第34話 来年は

この一年は自然災害がとても多かったですね。


ああいう映像を見てしまうと、人間、最後は体力だなと感じてしまいます。


善良な体力のある人間が人のために働く姿は、どんな時にも私のハートを温めました。


私はああいう状況になったら必ずお荷物になる人間なので、できるだけ合いたくはないですね。

きっとみんな合いたくないでしょう。


この一年は、自分の置かれている場所が色々なことにより、引っかき回され、置かれる場所も周りの人も代わった感じがします。


自分のことを随分責めた年でもあり、また、人から救われた年でもありました。


この恩は、何らかの良い形で返せたら、と今日考えていました。


ひとによって、できることも、この世での役割もちがうように感じます。


誰かが欠けるというのは、ぽっかりと寂しいものです。


他で気はまぎれるけど、補うことはもうできません。


私にしかできない小さな細やかな、目に見えない何かをひとに返していきたいと思います。


来年はそんな年にしたいな。

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